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ネーミングが大事です!

 YouTubeなどの動画を見ていると、動画の途中で”邪魔な”広告が入ってきます。いつもはチョッとだけ見て、”広告をスキップ”の場所を速攻でクリックするのですが、「おやっ?」と思ってちょっとだけ見続けた広告がありました。それは、”ネーミングで損してませんか?”みたいな広告動画でした。

 概要はこんな感じです。美味しそうな定食屋さんなのに、メニューには普通に”親子丼”や”牛丼”としか書いてありません。これではもったいない。これを”ふわとろ親子丼”や”つゆだく牛丼”とすれば、集客効果が全然違うのに・・・。

 確かに一理あると思いました。料理のカテゴリーは”親子丼”や”牛丼”ですが、”ふわとろ”や”つゆだく”などの特徴をもっと前面に出せば、その店の料理の美味しさをアピールできます。ネーミングは重要だし、しかもお金がかからない、最強のアピール方法です。

 妻から聞いた話ですが、北海道に”ジュエリーアイス”と言うのが見られる場所があるそうです。ジュエリーアイスは、太平洋に流れ出た十勝川の氷が海岸に打ち上げられたものです。波にもまれるうちに角が取れて、タイトル図のように、透き通った”クリスタルのような氷”になるそうです。似たようなものに流氷がありますが、流氷は大きな氷の塊が層になって押し寄せたものです。流氷は不透明(白色)ですが、ジュエリーアイスは透明です。

 氷塊が太陽光を受けて美しく輝くジュエリーアイスは、北海道・豊頃町でしか見られません。その年の天候によっても変化しますが、1月中旬~2月下旬頃まで、豊頃町大津にある十勝川河口付近の砂浜で見られるそうです。この記事を書いている、今がまさにジュエリーアイスの旬の時期です。

 今でこそ大人気スポットになったジュエリーアイスですが、ちょっと前までは、地元の人には当たり前の”海岸に打ち上げられた単なる氷”でしかありませんでした。地元では、普通に”こおり”と呼ばれていました。この氷に、”ジュエリーアイス”と名付けただけで、魔法がかかりました。地元では当り前でも、世間一般では当り前ではなかったのです。

 これと同じ例は、沢山あります。雲海に浮かぶ幻想的な”天空の城”、兵庫県の竹田城跡もその一つです。これも”天空の城”というネーミングが付く前は、単なる古い山城跡で、お城に興味がある一部に人にしか知られていませんでした。しかし今では、お城に興味がない人でも一度は見てみたい観光スポットに変身しています。

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 ネーミングの重要性に気が付いたので、私もnoteブログの名前を少し変えたいと思います。”電磁郎の部屋”は、ほんの少しだけ”徹子の部屋”を意識していますが、”電磁郎”自体が無名なのでインパクトがありません。そこで、”ふわとろ”や”つゆだく”のような修飾語を考えました。”蘊蓄オヤジ”や”ちょい悪ジジイ”などが候補に浮かびましたが、最終候補として”衒学おやじ”を前に付けたいと思います。

 新しい名前に飽きたら、すぐに改名するかもしれませんが、『電磁郎の部屋』の部分だけは、これからもそのままです。今後と、よろしくお願い致します。

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