マガジンのカバー画像

自分マガジン うんちく編

163
ウンチクに関する記事が増えてきたので、マガジンにまとめました。
運営しているクリエイター

#言葉

○○フルと△△レス

フルは、英語のfull(十分/いっぱいある状態)が由来の言葉で、日本語の中にも取り入れられています。名詞の先頭にくっ付くタイプ(接頭語)の例では、 フルメンバーやフルスロットルなどがあります。また、名詞の末尾にくっ付くタイプ(接尾語)の例としては、カラフル、ビューティフル、ソウルフルなどがあります。 フルは”たくさんある状態”のことですが、”少ししかない状態”を表わす言葉もあります。それがレス(less)です。lessは比較の際に使う言葉で、対義語はmoreですが、モアを使

キリマンジャロはどこで区切る?

今朝、ボーっとテレビを見ていたら、とある情報番組でちょっとした豆知識のコーナーがありました。そこでのミニクイズで、言葉の意味的に”どこで区切るか?”というのをやっていました。例えば、ヘリコプターはヘリコ(回転する)+プター(翼)です。その他にもないのか探していたら、面白いのが見つかりました。 キリマンジャロ(Kilimanjaro)は、タンザニア北東部にある標高5,895mのアフリカ大陸最高峰の山です。キリマンジャロは、富士山のように山脈に属さない独立峰なので、姿形が美しい

際どい同音のオノマトペ

オノマトペとは、”わんわん”、”ワクワク”などのように、様々な状態や動きなどを音で表現した言葉です。犬の鳴き声の”わんわん”は実際に聞こえる音ですが、”ワクワク”は実際には音は聞こえない感覚的な表現です。日本語は特にオノマトペが多い言語といわれています。このカタカナ語のオノマトペは、フランス語の” onomatopée ”に由来します。 文化が違うと、音の感じ方も違います。日本語での豚の鳴き声は”ブー ブー”ですが、英語では全く違う音の”オインク オインク”です。また、ある

ヤングのためのオジサン用語#2 とんでもハップン(8分)、歩いて10分

今回は用語ではなく、慣用句(決まり文句)を紹介します。とんでもハップンというのは、英語のnever happenを日本語風に言い換えたものです。意味としては、 真逆そんなことは・・・、という場合に使います。元々は、 終戦後に進駐してきた米軍のカタコト日本語からきたものだとも言われています。 私も子供の頃に聞いたことがありましたが、自分で使ったことは殆どありません。私が子供時代には比較的新しい言葉だと思っていたのですが、歴史を紐解くと昭和25年ごろには、タイトル画のようにサザ

いつかギャフンと言わせてやる!!

”ぎゃふん”とは、相手に負かされて言葉も出ない様を表わしています。多くは”と”を伴なって、”ギャフンと言わせる”などと使われます。通常は、負けた相手が「覚えてろよ!。いつかギャフンと言わせてやる」といった捨て台詞としてよく使われます。負け犬の遠吠えのような言葉ですが、実際に「ギャフン」と言った(言わされた)人を見たことがありません。 ”ぎゃふん”の由来は、二つの感動詞”ぎゃ”と”ふん”にあるようです。先頭の”ぎゃ”は驚き叫ぶ様を意味し、”ふん”は”ふむ”と同じ承諾を意味しま

オジサンのための現代用語#9 ファビョる

インターネットスラングは、蘊蓄の宝庫です。自分では結構長く生きたつもりでしたが、インターネット上にはまだまだ知らない言葉が数多く存在しています。今回取り上げるのは、”ファビョる”/”火病る”です。この言葉がネット上の辞書で簡潔に表現されていたので、以下に”ファビョる”の解説文を示します。 『怒り狂うさまを意味する火病を動詞として用いた表現。火病は「a Korean culture-bound syndrome」として米国の精神科協会に公認された韓国文化特有の精神的症候。韓国