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LEVI'S150周年について考えてみた

リーバイス原宿フラッグシップショップで150周年のアニバーサリー501を購入した
@hageten_shoes 今井くんとシュートくんが、Denim Cellar.にそのジーンズを
見せに来てくれました!
さすが記念ジーンズ。ディテールはリーバイスのこだわりが満載でした!
でもそのこだわりの中にリーバイス社の決意と言いますか、
変化の歴史を見て取れる部分があったのでここで少し推察してみようかなと。
※イチ考察として読んでください。

この記念ジーンズ。
ヴィンテージの雰囲気を持ったディテールがそこかしこに。
○シャトル織機を使用したセルヴィッチ
○イエローのアーキュエイトステッチ
○フロントのVステッチ
○ウォッチポケットの耳使いなどなど。
さすが150周年!と思わせるディテールが。
ところがです!
この150周年はリベットの特許からの150年。
なのに…。
◽︎隠しリベットがない
◽︎ギャラ入りのパッチではない
なんですよ。
リベット特許からの150周年であれば隠しリベットはあってよかったはず。
この隠しリベットを今回このモデルでも付けなかったことこそが、おそらく
リーバイス社がリーバイス社たる所以かなと思ったんです。

1966年リーバイス社は100年近くリーバイス501のアイデンティティとして
頑なにこだわり、仕様として付け続けた隠しリベットを廃止します。
その理由は
○隠しリベットそのものに
 意味がなくなった
○作業効率のアップ
○ミシンの性能向上によって強度は隠しリベットなしでも担保できる
等の理由から会社として決断して外したわけです。

さらにギャラ入りパッチもこれは時代が1966年より少し前ですが
○表示しなくても製品そのもののクオリティが上がった
○表示しなくても製品を保証することには変わりがないから。
と言ったことからこれも会社として決断して外したわけです。

そう大事なことはこのディテールは「もう必要ない」という決断のもと
敢えて廃止したわけです。

一方で
今回の記念ジーンズに復活しているディテールは
○セルビッジ付きの生地。これは時代の効率化の中で徐々にダブル幅の
 生地に変化した
○イエローのアーキュエイトステッチ。そもそも1966年までは綿糸の
使い方に明確な決まりがあったわけではなくイエローとオレンジの混在は
当たり前であった。
○フロントVステッチ。こちらも作業効率の変化で縫製が変化しただけ
これらは必ずしもリーバイス社が決断して「カットアウト」して辞めた
ディテールではない。ということだと思うんです。

リーバイス社が大英断した隠しリベットの廃止は、まさに
時代に合わせてリーバイス社が変化し常にお客様にどのように効率よく
ジーンズを供給するかの決断をしながら生き抜いてきたかの
象徴なんだと思うんです。

だからこそこのディテールは150周年記念の現行ジーンズ特別バージョンでも
敢えて「隠しリベット」を付けないという判断をしたのではないかと
僕は思ったんです。
とってもリーバイス社らしいなあと。

これこそが150年もの間一つのモデルを出し続けられた一番の理由かなあ。
と思いを馳せました!

もちろんこれが正しいとは思いません。でもこんなことを思わせてくれる
リーバイス社こそすごいと思うんです
@jiyugaoka_denimcellar

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