大学入試 合格発表
12月2日(金)。
大学入試を終えて約1週間が経った。
この日は僕の高校で定期テストの日であり、
13:00には、大学の合格発表がされる日でもある。
その日は、合格発表にそわそわしていたのか
テストに対しての緊張は何一つ無かった。
流れ作業の様に徳川吉宗の政策を解答欄に記入していた。
テストが終わり昼休みを迎えた。
僕の高校の昼休みは1時間あり、その間は食堂に行ったり、教室や図書館で過ごしたり使い方は様々だ。
この時期、僕の学校では合唱練習を行っていた。僕らのクラスは、昼休み後半に練習を行った。
練習中に大学の合格発表である13:00を迎えた。僕の受験した大学は、僕の通ってる高校と連携している。実質内部進学の様な物だ。
連携しているせいか、進学する生徒は30人ほどいた。
13時には、職員室前の大黒板には、合格した受験番号の記されたプリントが張り出される。
僕のクラスからその大学を受験した生徒は6人いた。13時になると練習を切り上げた。
僕は3階の教室を飛び出し、
全力疾走で2階の大黒板に向かった。
階段を降りると、目の前には大黒板に群がる生徒たちがいた。
僕は、時代に反した密の中に飛び込んだ。
張り出されたプリントを見てみると推薦と特待生推薦の2ブロックに分かれて表示されていた。
この時、正直 僕は受験番号を覚えていなかった。とにかく特待生推薦を受験した4人全員合格してくれと願った。
最前列に辿り着き、特待生推薦の方に目をやった。受験番号が4つ記されていた。合格していたのだ。とても嬉しかった。
後日、大学から封筒が送られた。自分が特待生として合格していた事に間違いは無かった。授業料は、半額免除になった。今の高校の学費と同じ程だった。
僕にとって大学は、未知なる世界だ。
大学に合格できた事はとても嬉しかった。
しかし、僕には「これで良かったのだろうか?」というマリッジブルーの様な感情になっている。
「もし経済的な事情で諦めた千葉の大学に進学していたら」などキリがない事ばかり考えている。
僕は来年、大学生になる。
4年間、僕は未知なる世界に飛び込む事になる。
その4年間で自分の選択は正しかったと思えれる人生でありたい。
そんな事ばかり考えています。
人生まだ、17年しか生きていない若輩者なので。
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