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電撃電影館② 『勝利への脱出』 家で酒でも飲みながら楽しむ洋画3選

※以下一部敬称略
軽い気持ちで難しい事を考えずに、酒でも飲みながら、楽しむ映画。気に入ったら、詳細をパンフレット代わりに、自分で調べよう。

➊『アンストッパブル』

CSX8888号暴走事故を元にした作品。
運転手を乗せずに力行して走る暴走貨物列車をどう止めるかが作品の肝。この手のパニック映画に付き物の、ハリウッド映画的家族愛の度合いもしつこくなく好印象。
吹き替え版もおすすめ。
『トップガン』の監督であるトニー・スコット監督の遺作。画面が激しく動くので、酔い易い方は取扱注意。
短期間にテレビ放映も繰り返されている時間枠お助け映画。

➋『ザ・ロック』

最早、映画演出のお手本となった作品。
何度もテレビ放映されており、吹き替え版は現在、3つ。自分はソフト版を押す。
観光地となったアルカドラズ刑務所に、守るべき国家に裏切られ、国家を捨てた海兵隊員達が立てこもる。解決に召喚されたのは、FBIの化学兵器のスペシャリストと、元イギリス情報部員で、アルカトラズ刑務所から脱走した唯一の人物だった。
ポスターの3人が全員アカデミー賞受賞経験者で、贅沢極まりない映画。
マイケル・ベイ監督は、この作品の2年後に『アルマゲドン』を製作する。編集のつなぎ部分に荒さが目立つ作品ではあるが、それを補う面白さ。
ショーン・コネリーの元イギリス情報部という設定は、当然007を意識した物。

➌『勝利への脱出』

第二次世界大戦中、連合軍捕虜とドイツ軍のサッカー試合が行われた。悲劇で終わったこの事件を元に製作されたこの映画は、試合の途中に選手らを脱走させようという背景と共に進行する。
まだ日本で世界的なサッカーが注目されていない時代の映画で、国際試合等、二週に分けて前後編の録画放送という対応をしていた。その時代の有名選手が出演し、神様ペレも重要な役割で出演している。
『大脱走』を超える戦時脱走映画はないと思われていた時に、颯爽と登場したこの作品。観客の予想を裏切り続け、ラストシーンに向けての怒涛の10分は必見。何度も観たくなるし、実際、観た。
とにかく、面白い。


観た事あるという方も、何度でも観よう。

(続)


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