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訪問看護師が考えてみる熱中症予防

どうもこんにちはLE訪問看護ステーション田園調布支店です。

そろそろ夏も終わりに近づいていますが、依然として気温が高い状態が続いております。そこで今回は「熱中症予防」について訪問看護師の目線でお伝えします。

まず結論から申し上げますが、巷で言う「OS−1を飲めば大丈夫」「水分補給が大事」「塩分が大事」などは小手先のテクニックに過ぎません。何よりも大事な事は「暑い環境に身を置いても大丈夫なコンディションが整っているか」という事だと思います。

つまり、すべての土台となる「体」の状態が整っていないといくら予防をしても簡単に熱中症になってしまいます。

そこで今回は「熱中症予防のために必要なコンディション」についてお話をしていきます。抽象的な部分もあるかと思いますが、今回は3つにポイントを絞ってお伝えします。

①体調不良は体からの危険信号である事を認識しましょう。
まず大前提に、体の不調は体からの危険信号であるという事です。熱中症になると体が重たくなり動く意欲が著しく低下すると思います。これは体から「お願いだからこれ以上は無理しないでーー!休んで!お願い!!」と信号が来ていると考えられます。人間の体には様々な自己防衛機能が備わっており、「これ以上はヤバイ」という段階で体に合図を送る様にできています。なので、体に不調を感じた際には迷わずに休み、自分の体に向き合ってあげてください。

②睡眠時間を確保しましょう。
睡眠時間の確保は生活の中で1番重要です。ちなみに科学的にも証明されているそうですが、太陽と生活を共にしている我々人間は日照時間によって睡眠時間が変化すると言われていて、夏季は睡眠時間が1年の中で1番短くなりやすいそうです。だからこそこの時期は睡眠時間の確保が重要なのです。人は睡眠している間にからだの疲労回復も行っているため、睡眠時間が短い状態で活動した場合に熱中症になりやすくなるというのは明らかです。

③定期的な運動を心がけましょう。
運動をすると逆に熱中症になると考える事ももちろんできますが、ここでいう運動というのは激しい運動ではなくウオーキングや屋内でできる筋力トレーニングの事を想定しています。究極の熱中症予防は「一切外に出ない事」ですが、そうする事で筋肉が落ちてしまいます。筋肉にはある程度の水分を保つ能力も備えているため、引きこもって筋肉を落としてしまうといざ外出した時に体に蓄えている予備の水分が少ない状態になってしまい、そうなると簡単に熱中症や脱水になってしまいます。

上記3つの意識や行動をした上で「os-1を摂取する」事や「水分をこまめに摂取する」事を意識する事で熱中症予防を効果的に行う事ができます。これを読んでくれたみなさん、日々の生活で意識をしてもらえると幸いです。

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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