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桜桃を摘んだ、中3の春(今だから言える!ー中学生時代ー②)

どうも。

クソ大学生です。

ここ最近noteを書いていなかったんでね。初めて彼女(?)が出来た時のお話でもしようかな。あれは中学2年の終わりの頃だ。

当時の俺を構成していたものはと言えば

「学校」「部活」「塾」…。

以上だ。学校に行きボーッと授業を受けて、放課後に部活でバレーして、家に帰ったら軽く飯を食って3km程チャリを走らせて塾に行く。ただそれだけの日々だった。

ある日の塾の帰り、まだ冬の寒さが残る夜のこと。俺はいつものように、自転車で家に帰っていた。片耳にiPhoneの純正イヤホンを突っ込み、iPodに入れた曲(当時はスキマスイッチやNARUTOのアルバム、ジャニーズ、LDHなど様々なJ-POPをよく聞いていた。)を聞き、様々な妄想に耽りながら、全速力でチャリを走らせていた。赤信号で停まっている時に、何となくスマホを開いた。もう具体的に何て書いてあったのかは覚えていないが、LINEを交換していなかった女子の知り合い(見た目は大塚愛と適当なタイ人女性を足して2で割ったような感じ)から、突然メッセージが来ているではないか!

バジリスクタァァァァァイムッッッ!!!

人生をパチンコやスロットに例えるとするなら

(↑やった事ない)

間違い無く、あの時が確変だった。

一々女の子と書くのも面倒なので、その人をAと呼ぶ。Aから来たLINEは、まぁよくある「勝手に追加してごめんね!」みたいなことと、今思えばこれ程露骨な手段は無いのだが「暇な時、LINEしていい?」みたいな内容だ。

中学時代高校時代を経験してきて、ある程度大人になった今の俺たちからすれば、「いや、マルチ商法じゃないんだからさww」とか思うだろう。

しかし

当時の俺(14歳純粋無垢好奇心旺盛童貞)は、  テンション爆上がりだった。頭の中には松浦亜弥の「100回のKiss」が流れていた。その夜は興奮でなかなか寝付けなかった。

当然OKの返事を出し、毎日AとLINEをすることになった。とはいえ、クラスも部活も全く違ったので直接会って話すことは殆ど無かった。本当であれば当時のLINEなんかを引っ張り出して来たいものだが、何せ中学生の頃の事だ、LINEのトークもAの垢でさえももう無い。ただ、やたらと露骨なエピソードならある。

例えば、俺がディズニーキャラでフィニアスとファーブに出てくるカモノハシペリーが好きだと言ったら、翌日LINEのトプ画がカモノハシペリーになっていたり、LINEの一言コメントが俺とのトークに関連する事になってたり、俺と付き合っているのではないかと噂されても「悪い気はしないんだよね」などと言ってきたり、今考えればクソ露骨な好意アピールだった。恐らくAは、分かっててやっていた。こういうさりげないアピールが野郎のハートをキャッチするのだと。







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次第に2人の距離(笑)は近づいていった。だが当時、不思議に思っていたことがあった。夜にLINEをしているとこう、何と言うか燃える情熱のようなものがあったのだが、朝起きると全くもって冷めているのだ。寧ろ嫌悪感すら抱くような感じだった。あれは何だったのだろうか。

話がそれたが、1ヶ月だか2ヶ月そんな状態が続いたある日、部活から帰ってきた俺はすぐさまスマホを手に取り、LINEを返していた。勿論真っ先にAに返した。だが今日はやけに返信が早い。というか何となくシリアスな雰囲気だった。具体的な会話内容をよく覚えていないので、結論から言うと





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だ。


実際の立場は画像の逆である。俺がお辞儀をして手を差し出す側だった。というか、その立場に仕向けられた。まだAの事が本当に好きなのか自分の中ではっきりしない状態であったが告ってしまった。

何やらシリアスな雰囲気だと思ったら、向こうが告れと圧をかけて来たのだ、勿論遠回しに。俺が渋っていると、AはLINEの一言コメントに「もうだめだ」 などと描き始めた。そんな事をされてしまった以上、俺もせっかく出来た繋がりを切りたくは無かったので告ることにした。とはいえ、好意が全く無いわけではなかったから、割と嬉しかったかな。

という事で一応付き合うことになった。

まぁ実際初めての彼女(?)だったので、気分はまるで富・名声・力この世の全てを手に入れた海賊王のようだった。俺は部屋で一人「探せぇッ!!この世の全てをそこに置いてきたァッ!!」と叫んだ。

交際が始まってからの話に行く前に、とりあえず俺とAがどのように交際まで漕ぎ着けたのかを箇条書きでまとめておこう。

・LINE

以上だ。



さて、交際が始まってからの話をしよう。

付き合った…とはいえ、やはりクラスも部活も全く違い、会う機会がマジで無かったので(今考えれば会うつもりは大して無かったのかもしれない)、他愛もないLINEをするだけの日々だったのは変わらない。特に何も無いまま、徒に時間だけが過ぎていき、とうとう中学3年生になった。部活も学校も塾も1番忙しくなる年だ。ちなみに3年のクラスも違った。


この辺りで俺に変化が起こった。Aに対し嫌悪感を抱くようになってしまった。そのきっかけの出来事が、AがLINEの一コメを「J スキ」にしていた事だ。正直、俺自身も何故これが嫌になったのかはよく分からない。本来であれば嬉しいことこの上ないはずなのだが、俺はどうやら相当なひねくれ者(?)、天邪鬼(?)だったらしく、寧ろそれを不快に思ってしまった。それから俺は完全に冷めてしまい、別れたいと思うようになった。いわゆる「蛙化現象」ってやつだ。俺は個人的にこの名前が嫌いだ。「心の賢者タイム」の方がふさわしいい。

それからのLINEはかなりいい加減になり、部活や 勉強が忙しいと言い訳をし、LINEすらしなくなる日もあった。付き合って1ヶ月経った日にAから記念のLINEが来たが完全に冷めきっていた俺は一言






「ほーい」






もしかしたら、こう思った人がいるのではないだろうか。

「そんな別れたきゃ、自分で切り出せば良いんじゃね??」と。

結論を言うと、出来なかった。なぜなら、最初に告ってしまったのは俺だからだ。俺から告っておいて、俺から別れは切り出せないだろう。最低だ、そんなこと。

ま、訳の分からん冷め方してる時点でもう既に最低なんですけどね。

更に俺は、誰か(確かA)がタイムラインで「自分から告っておいて別れよとか言う人サイテー」みたいなツイートをしていたのを見た記憶があり、尚更別れを切り出す事が出来なかった。





とまぁ、そんな感じで形だけの交際1ヶ月の後にとうとう破局した。ロジャーはチェリーに逆戻りしてしまい、七つの海に散りばめたひとつなぎの大秘宝もいつしか忘れ去られてしまった。












あぁ、そうだ!









振られたんだよ!










たった1ヶ月でなァッ!








こっちが告らされた分、今度はあっちから振らせてやったんだよォッ!!









はははははははははははははははははァッ!!!















最後のLINEは鮮明に覚えている。

「もう別れたって事でいいですか?全然LINEもしてないし」

だった。そりゃそうだ。

Aと交わしたLINEの99%は覚えていないが、別れ際のこの言葉だけははっきりと覚えている。その時のAのLINEのトプ画が、女友達とのプリクラだったこともだ。勿論2人とも、小顔ポーズだ。

(全然関係ないが、当時の女子のLINEのトプ画は大体誰か女友達とのプリクラで、そのほとんどが自分の頬に両手を当てていた、まるで何かに取り憑かれていたかのように。日本の中学生はそんなに顔がでかいのかと、可哀想に思ったものだ。)









ここで改めて、俺とAがどのように交際をしていたのかを箇条書きでまとめておこう。

・LINE

以上だ。









そもそもろくに恋愛と呼べるようなことはしていなかったので、特別喪失感のようなものは無かった。途中から別れたがってた俺は、Aからの別れのLINEに「分かった」と悲しげな返事をする傍ら、ついついガッツポーズをしてしまった。そしてそのままソファで横になって昼寝をしたのも覚えている。

(書けば書くほど俺ってこんなにクソ野郎だったのかと自分でもビックリしている)

結局、このAとの交際は何だったのか、今でもよく分からない。先程も書いたように、特別失ったものは無いので、後からこうしておけばよかったと後悔したり、思い出すような事も無かった。そのため、高校以降は彼女はいたことないと言っている。まぁ当然だ。何もしてないし。






ここからは、この交際エピソードの後日談というかサイドストーリー的なやつである。

ここまで読んでくれた人なら、もしかしたら想像がついているのではないかと思うが、そもそもAは俺以外にも色々な男に手を出していた。「100回のKiss」などとっくに済ませていたのだ。なんなら俺はかなり後の方の交際相手だと思う。俺の優先順位は低かったw。(俺はモテなかった…。)

まぁ、中々のプレイガールだ。結局付き合っているというステータスが欲しいだけの女だった。俺のLINEを誰かから貰い、俺に声をかけてきてたあの日でさえも、別の相手と交際している途中だった。そして俺と別れた後も速攻で別の彼氏をつくっていた。

いや、もうすごすぎる。うん。


Aと別れた後のある日、俺の前にAと交際していた知り合いと遊ぶ機会があり、Aとの交際の事を話した。おかげでそいつからは

相手「どうだ俺の浮気相手になった気分は??」

俺 「😑」

と卒業するまでイジられつづけた。あ、別にそれで仲が悪くなった訳では無いので。


ちなみに自分から告るのでは無く、俺に告らせたのは、多分俺から告られて付き合ったという事にすることで、「また男に告られた、私はモテる女」だと自分を演出するためだろう。告白されるというのは承認に飢え、強い自己主張を常習する人間からすれば一種のステータスなのだ。

(というか、交際を始める時から、別れた後のことを想定して手を打っていたのだとしたら中々狡猾ではないか!まぁ(失敗)経験の賜物ってやつだな!)

別れたのはほぼ100%俺に原因があるので仕方ないが、俺の悪口を他の女友達に振り撒いている姿が容易に想像できる。実際のところは知らんがな。

Aを批判するような事を書いたが、俺自身一人で居ることを好む反面、心の奥底では寂しさを抱えている人間なので、同情はする。だけど、最後に自分を認めてあげられるのは、自分だけかもしれない。特にそう言える根拠はまだ無いが。まあいいや。










最後に、この記事のタイトルに「桜桃を摘んだ」と書いたが、「桜桃」とはさくらんぼの事である。そしてさくらんぼ(チェリー)とは「童貞」を意味する言葉でもある。

さくらんぼを摘む

童貞を卒業をする

という意味で書いたのだが、結局AとはほとんどLINEしかして無ければ、直接話したことも数える程しかない。デートなんかも当然無い。俺自身は現在でも女性関係で特に進展は無く、微かな波さえ起きていない。てなわけで。

















あーたし さくらんぼっ!!(もう1回!!)

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