それが無くなったら死ぬのか
好きな人と過ごす日々、仕事、
夢、時間、お金、愛、人脈、名誉、
思い出、日常、健康、趣味、思想、
家族、両親、兄弟、姉妹、ペット、
友達、親友、恋人
人生で1番大切なものは何?
物心ついた頃から一貫している人もいれば
昨日と今日で変わる人もいるかもしれない
『そんなものは無い』って人は
どれくらいいるんだろう
僕はきっと
ずっと夢が大事で大切だった
そのために生きていたんだと思う
その夢を諦めることになった
その時から
抜け殻みたいに
1日をその日の為に生きるようになった
笑ってみてもどこか虚しくて
そして ふとした時に
自分が空っぽであることに気づく
抜け殻であることに気づかないくらい
鈍感に生きられればいいのだけれど
1日のために1日を生きられない時
何のために生きているのか
わからなくなる
今日明日のためではなくて
何かのために一生懸命になりたい
僕は『人間』というものを
あんまり信用していない
なんて
裏切られるのが怖いだけなんだけど
誰かのために一生懸命になれても
誰かを大切にするために
生きることはできない
自分のためでさえ
だからヒト以外
例えば
好きな人と過ごす自分の時間だったり
趣味だったりお金だったりのために
頑張ってみようと思うんだけど
僕はまだ切り換えができてないのか
そんなことは軽はずみだと思うのか
いつまでも過去に取り憑かれたままでいる
今まで必死に敷いてきたレール
この先が崖だと知りながら
「足下にレールがあるから」という
今は
その理由だけで進む
そろそろ崖の その向こうへ進むため
橋を架けなければいけないのだけど
その崖の先に
行きたい場所が見当たらない
崖の先に土地なんかないようにさえ感じる
例え無理矢理に
「これを大切とする」と決めても
そんなものはまやかしに過ぎない
いつかは大切じゃなくなることが
分かっているような
そんな気持ちになる
実際そうかもしれない
不変のものなんてそんなにはない
いつか要らなくなるもののために
一生懸命になれる今がない
今 大切なもののため
一生懸命 生きられたら強いのに
昔の自分が作った
足下の立派なレールを壊して
新しく作り直す気力も自信も覚悟もない
これが
甘えなのか病気なのか
普通なのか自分なのか
解らない
解るのは漠然とした
「このままでは生きていけない」
という不安があることだけ
変えたいのに変われないもどかしさを
全部まるっと病気せいにできたら良かった
何のために生きるのか
何のために頑張るのか
実はとっても愚問なのかもしれない
生き物として産まれてしまった以上
生きるために
頑張るものなのかもしれない
『生きる目的』と言いながら
それはあくまで追加項目で
「どうせ生きるなら目的はコレ」
くらいのモノなのかもしれない