見出し画像

不審者の「おはよう」から子供を守る〜大切な「いかのおすし」〜

今回は私が4歳の頃に出くわした不審者の話です。

その前に「いかのおすし」って知っていますか?美味しいお寿司ではなく上にある、イラストやさんが描いたような意味を持った子供に教える防犯標語です。

保護者の方はお子さんに知っているか聞いてみてください。知っていたとしても、「いかのおすし」の大切さを今一度話し合って下さいね。

今回の伝えたい事は以上の数行ですが、以下の記事も暇つぶしに読んで頂けたら幸いかもしれません。

【幼い頃に不審者に出会った時の話】

当時私は4歳でした。

その日は日曜日で、朝早くから開かれたソフトボール大会に母が出ていたのです。私も近所の原っぱに連れて行かれました。しばらくは試合を眺めたり草を触ったりしていましたか、すぐに退屈を感じたので一人で家に帰ろうと決めました。

しばらく歩いて当時住んでいた団地の敷地内に入ったところで、知らないおじさんに声をかけられたのです。

当時の私は「いか・の・お・す・し」のどれも知りませんでした。


「おはよう」

私も「おはよう」と返したのですが、その時点でおじさんの不自然さはなんとなくは感じていました。しかし何が不自然なのかはよくわかっていません。

おじさん 「絵本を読んであげようか?」

私 「いまはいらない」

お「絵本を読みたいから一緒に見てくれる?」

私「なんで?」

4歳児、心からの「なんで?」です。

お「僕さみしいから」

かわいそうに、オトナなのにさみしいとはよっぽどだ、と同情しました。

私「少しならいいよ」

なんと承諾してしまいました。おじさんの思うつぼです。

お「じゃあこっちで読もう。」

敷地内一番端の団地、入口裏側の一階ベランダの下。そこには大人でもしゃがめば入り込めるスペースがあり、ヨイショヨイショとその下に並んで座りました。

座ったものの、絵本はどこだろうか?と思った途端におじさんがシャツをめくりあげて本を出しました。私はそんなところから出て来たのがおかしくて思わず笑ってしまいました。

しかも出てきたのは絵本ではなく、いわゆるエロ本で文字は全て英語。漫画のコマのように配置された写真に英語のセリフの吹き出しがついていてストーリー仕立てになっているようです。おじさんは楽しそうにそのストーリーの説明を始めました。幼子に伝えようとする口調でセリフに英語を織り交ぜて。

騙されたとあっけにとられつつ、隣のおじさんは一生懸命丁寧に読んでいたのでしばらく黙って聞いていました。やっと最後のページまで終わるとすぐにおじさんにこう言いました

私「おわったからおかあさんのところにもどる」

そのまま帰ると懐いてしまったおじさんが家までついてきそうな気がしたので家に帰るのをやめたのです。

お「お母さん?何処にいるの?」

私「あっちでソフトボールやってる」

お「そっか、一緒に絵本見てくれてありがとうね、バイバイ」

私「バイバイ」

おじさんとの別れを穏やかに終えたあと、私は原っぱに戻っても母にこの話をしませんでした。まだおじさんをかわいそうに思っていたので、あんなに変な本を持っていることを別の大人に告げ口されたらきっと恥ずかしくて嫌だろうと黙っていたのです。

当時こんな感じで被害者意識はありませんでしたが、あの時に母の話を出さなかったら別の場所に連れて行かれていたのかもしれません。それかあのおじさんは本当に幼児と一緒に楽しく本をみたいだけだったかもしれません。

どちらにせよ「おはよう」と挨拶をして子供に近づき、終始穏やかに話しかけてきたあのおじさんは、性的な欲求を抑制できず、それを満たそうとして幼児に手を出す一線を超えたやばい大人だったというのには違いありません。

【声かけの不審者情報は世知辛い?】

現在、知らない他人の大人が子供に対して「おはよう」と声をかける事が通報されると「声かけ」と呼ばれる不審者情報になることがあります。SNSで拡散されたものを偶然に目にした方のなかには、『挨拶して通報されるなんて世知辛い世の中になったものだ』と思われる方もいるかもしれません。

しかし多くの保護者にとっては子供の身を守る為・自身で守らせる為にはとても有用な情報なのです。

たらればを言っても仕方ありませんが、数十年前から不審者情報が溢れていたら私の母も4歳児が1人にならないよう用心深くなったでしょうし、用心深くなった母から「いかのおすし」を教えられていれば4歳の私は知らない大人にさみしいと言われてもついて行かなかったでしょうし、エロ本を絵本だと騙されずに済んだのかもしれません。

!!!!!

うわぁ今凄い事に気が付きました。

もしかしたら私が聞き間違えただけかもしれませんね?エロ本と絵本って音にすると一文字違いですもんね。うわぁ。

数十年の時を超え驚きました。

ところで、私はその後も20代までは露出魔に出くわしたり痴漢にあったりすることが多々ありました。

大人になり転居をし、子供の保護者となり不審者情報に目を配り、そのうち全国の不審者情報に興味を持ってから最近になってその地域が不審者情報の地味に多い地域だと知ったのです。。。もっと早くに知りたかった。

【不審者情報はここから】

皆様もたまには自宅の近辺のものだけでもいいので不審者情報をみて下さい、オススメ情報満載なのですよ。

目にしておいて損はしませんよ。

「不審者セリフ集」なんてものもあるんですよ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?