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ブレない私と自由と孤独


今日は高校からの友達と会う約束だったけど、友達の息子ちゃんが手足口病になって、感染しちゃうといけないからということでオンラインで繋いでみることになった。

仕事では死ぬほどオンライン会議してるけどプライベートでは久々だ。
いつの間にかZOOMの無料版は1対1でも40分制限になっていた。

この子にも世界一周のことを伝えたかったので、軽く近況をお互い話して私の長旅を報告した。

「年内で仕事辞めて年末から長旅に出るねん。」
「え、世界一周的なこと?」

長旅と言っただけでそれが海外だということと、世界一周だということが分かったのはさすが長い付き合いだけある。

「うん。世界一周してくる。」
「え!めっちゃいいやん!」

世界一周することに対して「いいやん」と言ってくれるのもありがたい。
自分の好きなことに対して肯定的でいてくれるのはとても嬉しい。

そんな彼女は20代で結婚して子供を産み、パートをしながら主婦業も行い、今は第三子を妊娠していて来年には家が建つ。
私とは真逆の人生を送っているが、彼女は私みたいな生き方が羨ましいと言っていた。

職なし世界放浪女が羨ましがられることがあるんかい!

彼女曰く、自分が稼いだお金で自分の好きなことをして、世界一周に行くという決断をしたのがすごい。とのこと。

私からしたら仕事と子育てをしている彼女含め、全国、全世界の主婦、主夫の方々の方がよっぽどすごい。

世界一周なんて言ってしまえばお金と時間があればできてしまうんやから。
だから「すごい」と言われると少し困ってしまう。
ただ好きなことをするだけやからね。

「私も結婚してへんかったらでんでんみたいな人生送ってたと思うわー」と彼女が言っていたが、私も今の人生じゃなかったらどんな人生やったんやろと考えることがある。

結婚して子供がいる人生はどんな感じなんやろ。

とか

めっちゃ働いて出世街道まっしぐらのバリキャリ人生はどんな感じなんやろ。

とか。

今の人生のままだと死ぬときに「ああいう人生も経験してみたかったな〜」と思って死んでしまうのかもしれんけど、現段階では結婚して子供がいる人生やバリキャリ人生は想像できないから、結局は今の人生が一番自分が送りたい人生なんかなと思っている。

そう考えると私は周りに流されずに、自分のwantを大事にして生きているブレない女かもしれない。

そういえば大学で就活時代に「自分を漢字で表すと何か」という質問を面接でされたら何と答えるか、という話題を大学時代の友達としていた。
その時に友達に「でんでんは”芯”やわ」と言われた。

10年以上の時を超えて「確かに」と納得した。
あの時の友達よ、すごい、私のことを見抜いている。
ダイアン津田に代わってスーを差し上げたい。

もちろん、この人生を送っていてしんどいことだってある。

結婚して子供がいる学生時代の友達とは共通の話題がなくなっていくし、友達を作ってみようと思っても、大人になってから友達作るのって驚くほど難しいし、仕事しんどいし。

寂しいって思う気持ちも少なからずある。

けど自由なのは確かなので、それはとても気に入っている。

「孤独とは言ひ換へりやあ自由」
椎名林檎と宮本浩次の獣ゆく細道の歌詞の一節、それな!ってなる。

「本性は獣」とうことなので、来年は本能のまま自由に周りを気にせずに自分の好きなことをするのです。

椎名林檎のこの難解な歌詞、解読したい!







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