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確定申告が"大好き"なフリーランスの私が意識してやっていることとは?

「確定申告が大好き!」
そういうと、「そんな人に会ったことがないんだけど!!!」とよく言われます。(笑)
そうですよね。私も確定申告のことが好きなんて言う人に出会ったことがこれまでに一度もありません。逆にもう嫌いで面倒で仕方ない!という声ばかりを聞いてきました。
このnoteでは私が確定申告を好きになれた理由とやっていることや工夫していることについてお伝えします。少しでも今"嫌い"と思っている人の参考になれば!の気持ちで書いてみたいと思います。
また、今回の記事はアドビさんのPR企画「僕と私の確定申告」からのご依頼で書かせていただいています。

なんでみんな確定申告が嫌いなんだっけ?

そもそもどうしてみんな確定申告が嫌いなのか?について考えてみたいと思います。
まず考えられることとしては、確定申告の仕組みがとにかく難しいということがあるかと思います。
確定申告ってそもそも普通のサラリーマンで副収入のない人にとっては縁のない方もいるかと思います。私もそうでした。会社を辞めてフリーランスになったり法人を作ったり、最近だと副業をする人も増えてきて、労働環境の変化で申告せざるをえない状況になったと言う人も多くいるでしょう。

でも、確定申告って申告書類を見てもわかる通り、何を書いてあるのか、どことどこを足して引いて割って数字が出されるのか、まぁとにかく"わからんちん"なことばかりです。日常的に使用するものでもないので馴染みがなくて、書籍を買って読んで勉強しても、まぁ"わからんちん"はなかなか変わりません。(笑) その難易度の高さから"嫌い"という感覚になることは致し方のないことだなぁと思います。

また、二つ目に考えられるのは、過去に何かしらの"失敗"をみなさん経験していて、その傷が今でもチクチク痛むから"嫌い"と言う感覚が染み付いてしまっているということも考えられます。
私も過去に初めて確定申告をすることになった時、2月中旬頃には申告の準備はできていたものの、忙しくて提出できずにいました。
ところが申告締切直前の3月中旬に突然のスキー事故で入院をしてしまい、期限までに提出することができず、税務署から遅延代が請求され追徴課税を納付するという経験をしました。

この時に学んだことは、
1、早く申告しておけば損することはなかった
2、専門家に頼るだけでなく、もっと自分で調べて対処すればよかった

ということでした。

この苦い経験から、もう二度と同じことは繰り返すまい、と固く心に誓い、自分をもっと鍛えて行かねばならぬ〜!の覚悟が決まりました。

そこから、次の年の確定申告に向けて、自分の行動を変え、仕組みを作ることにしたのです。

簡単に自己紹介しますね

私の仕事はフリーランスのPR戦略コンサルタントであります。
以前はサラリーマンでしたがフリーランスになって4年目です。
PRコンサル以外にもコミュニティを運営したり、掃除好きや整理収納アドバイザーであることを活かして家事代行や整理収納、断捨離のお手伝いなどもお仕事として請け負っています。事業内容が多岐にわたっており、複数のクライアントがいる状況です。コーチングなどもしており、未来設定も大好物であります。
効率化や仕組み化が好きですが、それは実は"楽をしたいから"という怠惰な理由が潜んでいるからです。(笑)

確定申告を好きになるために、生活で変えたこと

①現金を使わない生活にする

初年度に確定申告をして実感したのは、とにかく現金決済したレシートを撮影して読み込んで登録して保存しての作業がとても面倒であるということでした。
なので、考えたのは”現金を使わない”ということでした。現金さえ使わなければ、レシートの諸々を処理する作業は発生しません。カード決済にしたら登録する手間がかからないので、日常生活において現金を使わないことを決めたのです。
まず手始めに、財布を簡易化してみました。基本的にスマホケースの中にあるカード入れにクレジットカードを入れて、携帯さえ持てば基本的な生活ができる状況を作りました。ただ、どうしても現金が必要になることもあるだろうということでKINOKUNIYAのジッパーバッグを財布がわりに利用し始めました。これは意識改革にうってつけで、現金への意識を下げることができました。やれHERMESだのCELINEだの高級ブランドの財布を持っていると「お金入れなきゃ」「使わなきゃ」の意識になりがちですが、かたや1枚10円程度の財布だと全然意識が向きません。(笑) 慣れてくると次第に持ち歩くこともなくなり、ほぼキャッシュレス生活が送れるようになりました。
最近では現金しか使えない店に行く時にはジッパーバッグすら使わず、現金をそのままポケットに入れていくという"おじさんスタイル"が定着してきた次第です。

②領収書や書類は、帰宅後すぐに玄関に保管!

次に変えたのは、確定申告に必要となる書類を保管する場所でした。確定申告をするときに困ることの一つとして、必要な書類がどこかに行っちゃってそれが見つからない!ということがあるかと思います。私はそれを回避するために、郵送で送られてくる年金や保険料などが明記された書類は玄関ですぐに開封し、玄関先に置いてある確定申告用書類ファイルにすぐに入れるようにしています。税金の納税証明書も家に着いたらすぐにそのファイルに入れています。

ファイル整理をしている方の事例をSNSなどで見るとファイルも医療費・保険料・税金など細かに分けている方もいるようですが、私の場合は一つのファイルにどんどんぶっ込んでいくスタイルです。そこで細かく分ける手間をかけるよりは年末に一気にやったほうが日々分けて入れる手間のストレスが減ると考えています。

書類を部屋まで持ってきてしまうと他の書類とごっちゃになって誤って捨ててしまうという事故を起こしかねないので、防止するためにも玄関で全てを終わらせてしまうという戦略を取っています。これによってアレがない!金額がわからない!と部屋中を探しまわる手間はほぼなくなりました。

③会計ソフトを利用する

私は先にも書いた申告書があまりにも複雑そうで、また私自身の事業内容が幅広く複数のクライアントを持っているので、それを全部把握して自分で記載して処理する自信がありませんでした。
そこで、フリーランスになった初年度からすぐにfreeeという会計ソフトを使用し始めました。
これは本当にやって良かったと思っています。銀行やカードのアカウントと連携させれば自動的に読み込み、仕分けもサポートしてくれるので、交際費や交通費などわかりやすいものから、勘定科目が複雑なものまで正確に申告することができています。プランによっては電話サポートなどもしてもらえるので、今のところ頼ったことはありませんが、安心感があります。

また、定期的な引き落としなどは自動処理設定にすることで毎月の手間がなくなり、新規のものだけを隙間時間に登録処理するようにしています。
これも貯め込むと何百件もの登録が必要となり、処理量が膨大すぎてストレスになるので、電車での移動中や隙間時間にちょこちょこ処理するようにしています。。

④毎月の収入・支出をレビューをする

会計ソフトを使用したことで毎月の収入や支出が可視化されるようになりました。私は毎月仕事で何をするのか?何が得られたのか?来月はどうしたいのか?などを月末に振り返って、次月や半期、一年の見込みを立てて考えるようにしています。なので定期的な収入にプラスして臨時収入の金額を見て目標との乖離を認識し、次の展開を考えたりなどしています。お金というよりは、活動内容や方向性を考えるという感じです。

私はこの時間がとても重要だと思っていて、自分自身の仕事ややっていることはこの先も必ず同じことをずっとやり続ける必要性はないと思っています。続けたくない、ではなくて、自分のキャリア開発をし続けることでより今後さらに面白い仕事に出会えたり、いろんな場所に行けたり、素敵な人に出会えるチャンスを手にできると思っています。

そのためには今の収入や関わっている企業、人、そして自分の状況を毎月レビューすることでそのベクトルを調整するようにしています。
こういったモチベーションがあることで自分の収支管理に対する意識を高めていて確定申告への恐怖がなくなる要素にもなっていると思います。

確定申告はメリットがいっぱい。リターンを意識する!

ここまでは確定申告をより楽にするために実践していることをお伝えしてきましたが、ここからはなぜ私が確定申告が大好きになったかについてお話ししたいと思います。確定申告をすることで得られるメリットやリターンを意識することで苦手意識を吹っ飛ばします!

①ふるさと納税を何にするか考える時間を愛しむ

一つ目は、ふるさと納税です。
周りに聞くと、いまだに使ったことがないという人がたくさんいますが、
な・ん・で・で・す・かぁああああ!!!!!
もう何なら代理でやってあげますし!損することなんて一つもないのだから、今すぐやりましょうよう!!!!と声を大にして言いたいです。

聞けば、「なんか良さそうな制度っぽいけど、な〜んかめんどくさくてね…」と言うではないですか。はぁ…全然めんどくさくないし、一度やってみたらその楽しさは病みつきになりますから。。涙
と、熱弁したくなるなるくらい私はふるさと納税が大好きです。(笑)

暇さえあればふるさと納税のサイトで検索して、今年の年末は何にしようかなぁ〜と考えています。カニ、エビ、いかしゅうまいはマストでしょ!それに加えて今年は焼肉用のハラミも頼んじゃおうかしら♪
実家のお父さんには漬け魚セットを送ってあげようかな。なんて考える時間がとにかく楽しいです。

納税をこんなにポジティブなものにしてくれて感謝しています。もっとふるさと納税で頼みたいから来年はもっと稼いで納税額増やすぞ〜!なんて謎のモチベーションまで生まれてしまっており、まんまと政府の思うツボになっている自分がまたアホらしくて可愛いです。

②還付金はボーナスみたいなもの!年末のお楽しみのひとつにする

私が確定申告が大好きなのは、とにかくこの”還付金”があるからです。
きちんと収支を報告することで、想定された所得税より多く払った場合に返還されるシステムになっていること、それがとても素晴らしい。
逆に言うと、きちんとやらなければ自分が損をしてしまう仕組みにもなっている恐怖もあります。だからこそ、しっかりやらないともったいない。

フリーランスをしていると、ボーナスをもらえることはありません。
でも、この還付金は年にもよりますが、まぁまぁ大きな金額になって返ってくることがあります。とにかくその数字がどのくらいになるのかを早く知りたくて、およその収入や支出の目処がだいたい立ってきた12月くらいにはほとんどの数字を会計ソフトの確定申告フォームに入力するようにしています。
今回も12月中旬にはだいたいの項目を入力し還付金額がわかったので、とてもホクホクした気持ちで年を越すことができました。

もうだいぶ慣れてきたので入力自体も30分程度で終了しますし、自分にとって確定申告で怖いものや面倒なことはない状態にまで持ってくることができました。

最後に

楽しみを見出すことでそれをモチベーションにし、作業を仕組み化して効率を上げることによって、確定申告をポジティブに受け入れることができるようになりました。

初めはうまくいかなかったことも、日々の行動や自分の意識を変えるなど、少しの工夫を重ねることでうまくいかせることができると感じています。
ちょっとずつの"できた"の感覚が喜びを生むというところも意識していくとよりいいのかもしれません。
今回の記事が少しでも皆さんのお役に立てたら幸いです。

最後に一つ便利なサービスについてお伝えしたいと思います。
今回の記事はアドビさんの「僕と私の確定申告」企画で書かせていただきました。 日頃、領収書や書類をAcrobatを使ってPDF化している人も多いと思います。 税理士さんなど外部の方に依頼している人は、データや書類を月ごとに分類したり、印刷して提出したりと、確定申告を面倒にしない管理スキルがより必要になってきますよね。

実はAcrobatには便利なオンライン版もあります。
Adobe Scanというアプリと併用すれば、 領収書をAdobe Scanでスキャン後、画質を補正し、Acrobat オンラインツールを用いてひとつのPDFにまとめることも簡単。
データをバラバラにせずコンパクトにまとめる「収納先」として、これらを導入してみると確定申告が楽しくなるかもしれません。

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