【雑感】ひろゆき『60点をコンスタントに発揮できる人>20点~80点を発揮する人』という社会でどうやって生きようか?
YouTubeでひろゆき氏(西村博之氏)の以下のような動画(切り抜き動画)が上がっていた。
動画は視聴者からの質問に対して、ひろゆきさんが回答していくというモノで、質問と回答は以下のとおり。
この話に出てきた20点~80点の人がまさに私だな……と思ってしまった。私は(明らかに病気が主因ではあるが)体力もなく、メンタルも安定しないので、心身の状態がともに良いときは80点、ともに悪いときは20点という仕事をしていた。
ひろゆきさんの言うように、心身のコンディションの維持は、パフォーマンスの安定に大きく寄与することは重々承知していたので、毎日よく眠るということは欠かさず行っていた。
しかし、仕事が繁忙期に入ると、連日続く深夜までの残業で睡眠時間が確保できなくなり、心身のコンディションが劇的に悪化し(同時にうつも悪化し)、パフォーマンスも20点のモノに落ちていった。
これ、要するに第一線で長く生き残るためには、心身の「回復力」が大事なのだと思う。私の場合、繁忙期に入ったときに、仕事の疲れを寝て癒す前に次の仕事がやってきて、また次の日も、そのまた次の日も……ということが毎日続き、疲労の蓄積に対して回復が追いつかなくなってしまって、破滅した。だから、繁忙期の中でも、ある程度負荷をかけられても、心身のコンディションを維持して、パフォーマンスを安定させられるだけの「回復力(回復速度)」というのが、めちゃくちゃ重要なのでは?と思った。
また自分の話になるが、私は、もともと回復力がなかった上に、一度した仕事の失敗を後々まで引きずって考えてしまうタイプだったようで、これもメンタルの回復を遅らせていたように思う。一度の失敗で折れたメンタルがなかなか復元しない。これは、よく言われる「レジリエンス(復元力)」の問題だと思う。
そんな感じで私の場合、コンディションによって20点~80点のパフォーマンスを出す人から、繁忙期になるにつれて、パフォーマンスの平均点が徐々に下がっていき、最終的には20点のパフォーマンスしか出せない人間になってしまった。この時点で心身の磨耗に回復が追いつかないという悪いスパイラルに陥っていた。
私みたいな「回復力」のない人間が、パフォーマンスを維持して、この世の中を生き抜いていくためには、数少ない時間に余裕のある仕事(厳しいノルマや納期に追われない仕事)を見つけてそこで生きていくしかないのかなあ……と思う。比較的、人にせっつかれることなく、働ける職場。これを考えたときに私はフリーランスで家庭教師をやったり、翻訳をしたり、その他諸々、前々回の記事でリストアップした職業を目指そうということに今のところなっている。もちろん、これらの職業もまったく時間的制約がないというわけではない(そんな仕事はない)のだが、一般的な会社員と比べると、自分の裁量を大きくもって仕事ができると思われる。
現在やっているブログ(note)も、出せている作品のクオリティが20点~80点という幅のあるモノになってしまっている。スキ数も(これだけが記事の質を示す指標ではないが)0~100超えのモノまでばらつきがデカい。もちろん、ジャンルを絞った投稿をしていないということも原因のひとつ(他にも原因はある)ではあるだろうが、コンスタントに数10のスキが付かない。
更新頻度も毎日更新はおろか、心身の状態が悪いときなんかは、1週間以上、日を空けることが何度かあった。今もそれに近い状態だ。調子の良いときには2~3日連続投稿(固め打ち)もしているので、平均すると2~3日に1回の投稿頻度となっているが……。
私の「回復力」を考えると、ある程度大きな負荷をかけられると、「20点~80点の人」になってしまうのは、致し方ない。私はもう「そっち側」の人間として生きていくしかない。厳しい環境で「コンスタントに60点を叩き出せる人」にはなれそうもない。だいたい、双極性障害というのはそういう病気だ。これは脳の異常だ。だから、寛解するまでは「20点~80点の人」として生きていく他ない。(寛解してもどうにもならない可能性もある)
要するに、仕事による心身の磨耗速度<自身が本来もっている心身の回復速度となるように仕事を選択すれば良いという話だと私は受け取った。原則的だが、非常に大事な興味深い話だった。
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