人生の落とし前


6月ごろ、今に比べればまだ精神的に落ちついていて、人間関係に違った悩みを抱えていた頃
人生で初めて自分で選んでカウンセリングに行きました。

生い立ちを話したり、自分の悩みを話した後、カウンセラーの先生から「愛着障害」に関する本をお借りしました。

一通り読み終わって、よく似てるなと思ったのは「恐れ・回避型」でした。

人から嫌われたくないと思うのに、親密な関係になるのを避ける傾向がある愛着スタイルだそうです。

私は友人は多い方ではありませんが、数少ない友人でさえ
「今怒らせたかも」
「え、今の発言するってことは実は私嫌われてない?」
と少しでも何か"カン"のようなものに触ると、何も言わずに相手との関係をバッサリ切ってしまう事がとても多く
おかげさまで学生時代の友人は一人もいません。

自分の生い立ちを考えればなるほど仕方ないと思う部分もあります。

ただ、この手の啓発本を読んでいると慣れないのが
「悪いのはあなた(啓発本読者)ではなく、あなたの親です」「育ってきた環境のせいです」と他責に持ち込まれる事が多いことです。

確かに、気が楽になります。
私が悪いんじゃないと思えると、ホッとします。
一時的には。

でもどうでしょうか?
環境や親のせいにしたところで、一体どうなるのでしょうか?
親が責任をとってくれるんでしょうか?
私の場合は責任を取らせたい人物が自殺したので、どこにも責める気持ちを持っていけません。

同時に、悪いのはどうせ私だという気持ちも湧いてきます。
著者は優しいからこう書いているだけで、実際私が悪いんだろう。と頭のどこかで思っています。

実際、精神的疾患を抱えた人に「甘え」だとか「気の持ちよう」だとか言って来る人がいますよね。
それを言われるとすごく凹むんですが、なぜって自分でそう思ってるからなんです。

自分で自分が悪い。甘えだな。もっと他の人は頑張ってるのに。と思っているから他人から言われるとどうしようもなく効くのです。

環境のせいに、出来たらいいですよね。
それで誰が人生の落とし前をつけてくれるんだって話ですが。

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