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小論文を書くための誰でもできる簡単な練習を紹介

こんにちは、私立歯学部専門予備校のデンタルアカデミーオンラインの松本です。小論文は苦手とする受験生が多いですが、練習をすれば誰でも書けるようになります。今日は簡単にできる小論文の練習について紹介します。

主張と根拠だけを抜き出す

普段何気なく読んでいる文章も小論文の要素があるものがたくさんあります。小論文の要素とは、主張と根拠、です。感想が主の場合は小論文ではなくエッセイです。ネットで読める記事でやってみましょう。

まずよくあるガシェット系の記事ですね。こちらの記事を使わせて頂きます。

iPhoneは「毎年買い替え」が最強コスパ

筆者は長くiPhoneユーザーである。昔は毎年、目を見張るような新機能や高性能化があってすぐにでも手に入れたい欲を刺激された。しかし、iPhoneに限らず最近はスマホの進化もある程度頭打ちになってきている。新機種はAI機能やカメラ性能、省電力化以外は体感してわかる変化を感じづらくなってきている。
さらに円安進行でiPhoneは高値の花となってきており、ガジェットマニアでも毎年買い替えるのは躊躇するほどの価格である。「iPhoneを買ったら、壊れるまで使い倒そう」と考えている人も少なくないだろう。しかし、実はiPhoneは「一度購入した機種を長年使用する」よりも「1年、2年毎に新機種に買い替える」方がコスパがいいのだ。

頻繁に買い替える3つのメリット

それではまず、「価格以外」の2年毎の買い替えるメリットを取り上げたい。

1つ目は新機種に触れられるメリットだ。やはりどんな人にとっても、新しいスマホはワクワクさせられる。自分も同じで新機種を買った時はまずはいろんな機能を使い倒して、その進化を実感する楽しさがある。筆者は仕事柄、スマホで動画撮影をするのだが今使用中のiPhone15 Pro Maxという機種で、動画撮影中にズームができるようになったことに大変感激した。

2つ目はバッテリー消耗を気にしなくても良いということだ。たまにモバイルバッテリーを駆使してまで古い機種を使い続ける人を見るが、これは大変な手間である。スマホ本体だけでなく、モバイルバッテリー側の電池残量を気にするのは非常に面倒だ。これから完全に開放される。

3つ目は保証サービスの加入が不要になるということだ。AppleCare+に加入することで万が一の故障時にも対応できる安心感があるが、頻繁に買い換えをすれば保証は必要なく、自然故障ならそもそも最初からついている一年保証で十分対応可能だ。

以上の理由から、新しいiPhoneを使うメリットがあるのである。

2年毎の買い替えでさらに良コスパ

iPhoneとAndroidの大きな違いの一つが「中古価格の下落耐性」である。Androidはどれだけ人気の最新機種でも、1年、2年経過するとiPhoneに比べてかなり値崩れしてしまう。だが、iPhoneは1年、2年過ぎても価格は依然として高値圏を維持する強さがある。

具体的な価格については、様々な記事や動画で検証が行われている。iPhoneの最新のハイエンド機種は、店舗買取でざっくり1年後に4-5万円、2年後に6万円ほど購入価格より値下げとなって買い取りされる。ここで注目するべきは1年と2年とでそこまで大きな価格差がないということだ。毎年買い替えると、4-5万円コストだが、2年毎の買い替えの場合は1年辺り3万円のコストでさらにコスパは良くなる。

翻って5年間使用するとどうなるだろうか?20万円で購入したiPhoneは5年後、ざっくり店舗買取価格は2-3万円程度。つまり、5年間で17万円となり、年間3-4万円となるので毎年買い替えるパターンとあまり変わらないし、何なら2年毎に買い替えするケースは5年間使うよりさらに安い計算になる。

あまり変わらない金額なら壊れるまで頑張って使い続けるより、高性能でバッテリー消耗のない機種に買い替える方がコスパが高いのだ。

アゴラより引用

この記事の主張は何でしょうか?



























記事の主張

iPhoneは「壊れるまで使い続ける」よりも、「1年、2年ごとに新機種に買い替える方がコスパが高い」。

お金が無いからiPhoneを買い替えられない、と考えている人は多いと思われますが、この記事ではそれを否定しているようですね。
では次にこの主張をする根拠を抜き出しましょう



























主張の根拠

  • 新機種のメリット

    • 新しい機能や性能を体験できる。

    • バッテリー消耗を気にせずに済む。

    • 保証サービスに加入しなくても保証が十分。

  • iPhoneの中古価格の下落耐性

    • iPhoneは1年、2年経過しても価格が大きく下がらないため、短期間での買い替えでもコストが抑えられる。

    • 2年ごとの買い替えでは、年間のコストが低くなるため、長期間使うよりもコスパが良い。

主に2つの点の根拠が述べられていますね。機能面と経済面です。これらを面でコスパがよい、ということですね。

普段から主張と根拠を探す

普段からこの記事は何を主張しているのか?その根拠は何なのか?を意識するといいでしょう。また今回のように具体的に書き出すとなおよいです。この練習によって、主張と根拠が必須であること、それをどのように書いているのかを学ぶことができます。
また人の文章をこのように分解してみると、実はあまり根拠が示されてないな、とか、この根拠は怪しいな、とか、文章に対する批評力も上がります。

今日は小論文の簡単にできる練習を紹介しました。専門家に自分で書いた小論文を添削してもらうことでさらにはやく合格する小論文を書く力がつきます。ぜひデンタルアカデミーオンラインで指導を受けてみてください。


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