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小説ネタ:とある車内の風景
とある男子は
電車の中で椅子に運よく座る。
観察を始める。
先ず右を見る。
ナンってことだ。
席が空いているではないか!!
運よくではなく当たり前に座れた事に気がつく。
次に左を見る。
スマホをいじっている人がいる。
もう一度右を見る。
スマホをいじりながら
ドアに寄り掛かっている人がいる。
次に前を見る。
スマホをいじっている人がいる。
次に下を見る。
スマホに通知メッセージが届いている。
次に上を見る。
車内のモニターに案内が表示されている。
事実を書き上げてリストにする。
それを取り敢えず数日行う。
とある課長はとある男子の
暇潰し具合を確認する為に
定期的に観察結果を聞くことにしている(笑)
ちょっとした面白い
ゲームとして作用しているようだ。
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