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自分のスキルは無用とパーティー追放されたけど、隠してるお祓いスキルの魔力は無制限です。身軽になったので自由気ままに生きたいと思います。#3

主人公:エレナ(女子)お祓いスキルは無限大、普段能力を隠している。
           結果パーティーを追い出され自由の身。
ギルドからの依頼で悪魔祓いに来ている。

・ガンコでしつこいの祓います。

 何が2〜3時間だ10時間掛かってやっと着いたぞふざけやがってこんな所に教会作ってやってくるやついるのかよと思いながら建物を見渡せる外に立って思った。

 淑女のセリフではないのはわかっているがさすがに遠すぎるし馬車で揺られてお尻が痛い。

 唯一良かったのは同行者はいい男ぐらいだ私の眉間にシワの顔を見て少々びびってはいるようではある。

 思ったより協会の周りは瘴気で変な生物がポコポコ出てきている近づいてきたものは念のために祓っているがこれはキリがないので一気に片付けようと思っいたところイケメンが口を開いた。

「大丈夫でしょうか」

 普通はそう考えるよね。
 何が起きているのか考えちゃうよね。
 安心感を与える感じで伝えるか聞いたら騎士見習いらしいし自信を持ってもらわないと行けないし私の仕事は見ているわけだからよしそうしよう。

「大丈夫ですよ騎士様もいますから私は安心してお祓いに専念できます」

 騎士見習いの目に光が戻ってきたところでまた質問されれてしまう。

「どのように浄化と言いますかお祓いと言うのでしょうか行うのですか」

 あまりやりたくないのだが広範囲に札を貼り一気に祓うことを伝えた。
 騎士見習い君は目をキラキラさせすごいと思ったようで嬉々としている。
 まぁ、イケメンで無邪気よし許そうとは言えそう簡単にホイホイできるわけでもないことを伝え手伝ってもらうことにした。

「私が札を貼っている間騎士様には守っていただきます」

 騎士見習い君は目をさらにキラキラさせながら剣を構えて聴きなれたセリフを言う。

「かしこまりました我が命あなた様のためにお使いください」

 歯が浮くセリフだが言われるとたまらんね思わず笑みが溢れてしまうよ。

 気合を入れてもらわないといけないからちゃんと笑顔で答えてあげることにした。

「よろしお願いします対物対魔法防御と各種能力向上は今行いますね」

 この騎士見習い太刀筋は思ったよりいいさらに持ってる剣が邪気祓いも付与されている物なので彼の将来に投資ということも兼ねてサービスをすることにした。

「エレナ様は普通の魔法もお使いになるんですね多才でしかもかなり強力です。」

 あ、そうか札を使った浄化お祓いはこの国ではやれる人少ないからなぁ、だから私に仕事が来るんだけどね。

「基本的には最低限の各魔法や神官様や聖女様が使う神聖魔法は習得しています、まれに私の完全浄化と同じ力をもつ祓い札や法術でないと倒せない魔物がいて今回はこのケースに当たります」

 そう、今回は神官や聖女が対応できないケースで、大法術使いの私にしかできない仕事なのである。

「そういうことで、神官様や聖女様がいらっしゃらないでエレナ様がきたわけですね、納得しましたそして全力でお守りしますので思う存分その札を貼って下さい」

 札を貼り始めて4枚目迄は順調に進んでいたのだが5枚目を貼る木の近くで瘴気から魔物がポコポコ生まれてくる騎士見習い1人では心許ないがやるしかないが騎士見習いな話かけようとしたら先走りやがった。

「魔物どもは私が相手だエレナ様お早く」

 おいおい、段取り8割仕事2割と言うだろうが、馬鹿なのかイケメンなのに馬鹿なのかしょうがない先に進めよう思いっきり騎士見習いが魔物に襲われているのでヒールを騎士見習いにファイアボールを魔物に振り分けて放った。
 魔物は数で押し込んできたつもりだがど真ん中に投下されたファイアボールが空中で炸裂してそれなりの効果があったようだった。
 怯んだ隙に最後の札を貼り付け騎士見習いを下がらせた。

「騎士様下がってください、殲滅陣が完成しました、術は自動起動します。」

 札が赤く光り陣を形成し同時に魔物の動きが鈍くなった。

 騎士見習いと一緒に教会が見える丘まで後退し対物対魔法防御の空間魔法を使いその場で待機する。

「エレナ様これからどのようになるのでしょうか」

 私は軽く微笑んで静かに教会に目をやると、黒かった空の色が明らかに赤と白の色に変わり魔物が教会の上空に吸い上げられいく先には黒い球体が現れて教会に落ちる。
 頑固でしつこい瘴気はご削げ落ちて頂いた。

 騎士見習いは驚きのあまり声を上げた。

「な、なんですかこれは教会はどこに行ったんですか何もなくなりましたよ」

 空間圧縮法術、呪力封殺陣と呼ばれる完全消滅術式を行ったらからそりゃ何もなくなりますよ。
 だだし、地下は吹き飛ばさず残しなんだけどね。

「騎士様全部では無いですよ、あそこに地下に行く入り口が見えますね」

 そう言って地下に行きお宝をGETしつつ謎の卵を見つけた。
 私は卵を持ち上げてみると少し動いたようだった。
 騎士見習いが卵を見ながら。

 「この卵なんの卵でしょう」

 私が知りたいのですがと思っていたら卵が割れた。

「ピユキァ」

 やべーかわいい、こついドラゴンだよドラゴンの卵だったのかよ。
 どうやら刷り込みがうまく行ったらしく私に懐いた。

「エレナ様にかわいいドラゴンですか似合ってます」

 騎士見習いよくぞ言った私もそう思うよ。
 そして、笑顔で答える。

「ありがとうございます」

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