見出し画像

小説ネタ:古代米がミステリー?!

おにぎりは

白飯、チャーハンなどの混ぜご飯

魅力的な物も多い、

赤いおにぎりを見つけた。

味付けは「塩」と「酢」

粘りと甘みが強い。らしい。

小豆と一緒に炊く赤飯では無い。

炊く前の米の色は黒ぽく見える。

カウンセリングを受けにきた女性が、

食事をしたいと担当カウンセラーに伝えてきた。

担当カウンセラーはリフレッシュルーム

その場所まで案内したところ、

感謝の握手を求められたので、

握手をしたが一瞬ためらった。

理由は例の「奴」の件で、

過敏になっていたからだ。

本来は別の担当に引き継ぐのがルールだが、

そのタイミングを逃してしまい、

古代米の話を聞くことになった。

蓋が養生テープで止められている、

大タッパーとは不釣り合いの

小さなボール状の古代米おにぎりを

取り出し、目をつぶってじっくり味わっていた。

その女性は稲作についてカウンセラーに、

聞かせるように呟き始めた。

カウンセラーは話をただ聞いていた。

稲作女子は、

水を田に入れる前の準備、

水を田に入れて田植えをする姿、

水のせせらぎ、

時に嵐に耐える稲穂、

金色の稲穂が垂れる姿を

まるで詩人のように語った。

途中から、リフレッシュルームで

人の世話をする担当と変わった。

じつは、そのカウンセラー

古代米の説明がすっかり抜けていたので、

どんなものかわからなかった。

ずっと赤いその米は赤飯だと思っていた。

そこで、ミステリーが発生していた(笑)

結果的にリフレッシュルームの担当者が

稲作女子から古代米の説明を聞くことになり、

そのカウンセラーに伝えたので、

ミステリーは消えてなくなった。

稲作女子から古代米を譲ってもらって、

炊いて食べたところ美味しいと思ったそうだ。

よろしければサポートお願いします。クリエイター活動費に使わせていただきます。