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割られる数が分からなかった私

 ふと小学生の時に、割り算の文章題が苦手だったことを思い出した。なぜなら、割る数と割られる数がよく分からなかったからだ。文章題の時には、いつも適当に2つの数字のどちらかを割る数、割られる数に当てはめていた。

 ただ、その時に割る数と割られる数が分からなかった理由を振り返ると、その言葉自体がよく分かっていなかったことではないか、と思う。

割ら「れる」という受け身の形が、よく分かっていなかった
 当時の小学生らしく異性の目を気にして、「〇〇くんに見られたー」的な言葉は言っていたと思うので、受け身の言葉を知らなかったわけではない。
 ただ、「割られる数」という塊で覚えているので、「割ら・れる」とは捉えられないのである。

 当時の私にどうやって言えば、言葉の意味を認識できたのだろうか。「〇〇される」などの別の言葉と関連させれば良かったのか、「割られる」は「見られる」「やられる」とかと仲間の言葉だと言って貰えば良かったのか… 

 新しい用語に出会った時、言葉そのものを知っている(覚えている)状態なのか、関連させて説明できるようになっているのか…。教える時にも気をつけたいと常々思っている。


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