見出し画像

静岡マラソン2024で私のペーサーが…

2024年3月10日に参加した静岡マラソンで通算16回目となるが、毎回成功したり失敗したりしている。マラソンは、コース、ペーサー、参加者、気象、体調など色々な要素が複雑に絡み合っているのでうまくレースを運ぶのはとても難しい。この記事を読まれている方の参考になるかと思い、静岡マラソンでのペーサーについてのミスを赤裸々に語ってみたい。

犯してしまったミス

目標は3時間20分切なのでペースは4:44/kmが必要。結果は3時間35分3秒(ネット3時間33分50秒)。レース戦略としては前半で数分の貯金を作って、後半は耐えるプラン、つまり、ポジティブスプリットだった。スタートブロックがBで整列するのがやや遅かったので真ん中ぐらいの位置。ブロックからスタートまで1分程度だったので好位置だと思う。スタート直後は体も温まっていないし、急な心拍上昇は糖分を燃焼しやすいので3kmぐらいは5分/kmペースで巡行した。

それから、目標を達成するために4:40/kmぐらいまでペースアップしようと思った。さいたまマラソン2024では自分のペースと合うランナーについて行くフォローユー(follow you)作戦がうまくいき、ベストに7秒と迫る好記録だった。その再現を狙い、自分のペースランナー(マイペーサー)となれそうな人を物色していた。ちょうど良さそうなランナーを見つけた。

彼は50代後半ぐらい、背格好は僕と同じぐらいで、昔の陸上選手風のランニングシャツと短パン、ランニングフォームが美しい。きっと、昔、陸上選手だったに違いない。しかも、ランニングシャツの背中には「恩師 〇〇〇」という刺繍が入っている。プリントではなく刺繍から恩師の威厳を感じた。恐らく教え子からのプレゼントか?あるいは、亡き恩師を偲んでのことか?

兎に角、この人についていけば間違いないと思い。フォローユー作戦のターゲットにして暫くついていった。ただ、1km毎のラップを見ると4:50/km前後なので目標より少し遅い。これでは、目標を達成できないのでペースを上げてしばらく走ったが、しばらく走ると給水や補給食などでタイムロスもあり追いつかれた。ペースを4:40/kmぐらいまで上げることができなかったこともあり、この恩師はネガティブスプリットに違いないと確信し「最後まであなたについて行くわ💗」と思い、レース戦略をネガティブスプリットに変更した。その後、調子よく距離を重ねたがハーフ付近で予想外のことが起こった。

恩師がトイレに行ってしまった!」のだ。さすがにここでトイレまでご一緒する気になれず単独走になってしまった。新たな恩師を探したが、背格好や走るリズムが同じような人を見つけることができず、時計のペースを頼りに走ることになってしまい、さいたまマラソンより8分ぐらい遅いタイムでゴールした。

東京マラソン2024でペーサーの問題がいろいろ話題になっているが、僕も自分が勝手に作ったペーサーを(恩師?だから)信じて、戦略を変えて走ったことが大きなミスだったと思う。今から考えると恩師ペーサーは4:50/kmで遅いので、レースの早い段階でもっとスピードを出して4:40/kmぐらいのマイペーサーを見つけるなり、単独走でペースを守ると違う展開になったかもしれない。

今後に向けて

僕の場合は、レース中は頭が回らず冷静な判断はできない(強靭な意志がない限り、脳は自分の体を守る楽な方の行動選択を誘ってくる)ので、事前に綿密なレースプラン練ってを色々なシミュレーションして、行動を事前に決める必要があると思った。市民ランナーでもペーサー(マイペーサーも含む)をどう使うかで、レースの結果は大きく変わると思う。ペーサーの使い方を色々考えていこう。

完走記録賞

おまけ

今までChatGPTで記事のキャッチアイ画像を生成してきたが、何故か生成できなかったので試しにCopilotを使ってみた。同じようなプロンプト入力で、どちらもDALL-Eのようだが、随分雰囲気が違う。静岡マラソンは富士山が美しかったなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?