空はいつだって真上にいる

休日の始発列車の窓の外から吹く風を感じ 鬱々したものが切りかえられていく気持ちを描いてみました。空はいつだって真上にいる


空はいつだって真上にいる
 
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   H&W.RICKIE 

始発列車の窓は 休日だから貸切
季節外れの風は 
マンダリンオレンジが薫る

昨日も一昨日までずっと
しかめっ面な日々

束の間の凪 描いた時間を
どこか遠くへ吹かすよ    
思いを背負い思いを放つ
空はいつだって真上にいる

さらり流れたあとは
とびきり好きな   
スウィートスウィートサワー
こっからまた走り出す

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