《分割版#3》ニンジャラクシー・ウォーズ【レスト・イン・スペース】
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「両親? 俺は生まれつきの孤児だよ。親の顔も知らんのさ」 リュウは宇宙ライ麦パンを咀嚼しながら言った。「すまん。つまらぬ事を聞いた」ダンが頭を下げた。「気にすンな。慣れてる」
「ま、強いて言えば、俺にインストラクションをくれたセンセイがオヤジみてェなモンかな。ガバナスに殺られちまったがね」
そう語るリュウの表情に、ダンは複雑な感情の影を見て取った。「ハヤト=サンには内緒だぜ」リュウが冗談めかして唇に指を当てると、ダンは厳粛な面持ちで頷いた。
「アノ……もしや