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秋桜フェスタで独り言

すっかり知られてしまった佐倉のフラワーフェスタも10月のコスモスで打ち止め。来年のチューリップフェスタまで少し長い冬休みに入る。秋雨前線の合間、晴れた日を見計らって買い物ついでに立ち寄る。連休明けだというのになかなかの人出で、駐車場もほぼ満車。係員の姿が見えないが大丈夫か。


植えられているコスモスは約50万本。

昨日までの雨で打ちひしがれていただろうコスモスは、太陽の下で一斉に上を向いている。「飯をくれと言っているようだ」と言うと、妻から「私を見てって言っているの」と返ってきた。コスモスから口をあけて餌にぱくつく鯉を想像する情緒のないこのジジイは何とかならないか。

通路に三脚を一杯に広げてひたすら接写をしている爺さん、インスタか何か知らないが花は背景で愛犬の撮影に余念のないお姉ちゃん。いずれもどっかとスペースを占拠したまま動かない。近頃こうした場所で必ず見かけるヒトビトだ。撮り鉄ならぬ撮り花、それとも撮りフラか。「愛でる」っていったい何だっけ。コスモスの語源は「秩序・調和」であるそうな。

情緒のないジジイは欲張りなので、風も空気もひっくるめた風景ぜんぶを味わいたい。花だけを観るなんてもったいない。一通り回ったら一面を見渡せるテラスへ移り、お気に入りの抹茶ソフトクリーム(今回は生乳と抹茶のミックスを)でシメる。

といいつつ、接写を一枚。ちょうど蜂がやってきたのだ。


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