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沖永良部島の発明家 秋田さん -農家さんの想い#1

鹿児島離島の沖永良部島農家 秋田さん。「僕は百姓だから」と言って農機具を自分でつくってしまう発明家。そんな秋田さんの農業への想いやこだわりをお聞きしました。

農業への想い

家族代々農家を営み、さとうきびを育ててきました。
秋田さんは物心ついた頃から農作業をしていたそう。戦後直後に生まれたため、ご近所さんも含めみんな貧乏。もっと勉強して役に立ちたい!と思い、鹿児島の農業高校で、基礎から農業を勉強しました。

30年間、自分の畑で農作業をしながら、企業で働き、農業指導者やさとうきびの品種改良で栽培試験を実施。会社の制度でキューバへ農業留学し、当時、日本ではまだ珍しかった有機農法に出会いました。

日本帰国後、土地面積当たりの農薬消費量が日本全国平均に比べてもかなり高かった中、キューバで学んだ技術を応用した有機農法で栽培や養鶏を始めました。現在は復旧菌(YM菌)を用いて微生物を活性化し、日々新たな栽培方法に挑戦しています

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栽培のこだわり

常に体に良いものをつくっていきたい」その一心で農作業をしています。
植える作物はできるだけ栄養価の高いものを
土の中の微生物を活性化させる有機農法で栽培しています。
虫の出ない時期に合わせて栽培をする等の工夫をすることで、できるだけ農薬は使わずに栽培しています。

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作物について

この写真の野菜、何に見えますか?
私は最初見た時、「さやえんどう・・・?」て思いました。

実は、それも正解。でも、グリーンピースでもあります。
グリーンピースは、えんどうのさやの中の豆をある程度大きくなるまで成長させ、完熟する前の柔らかい状態の時に収穫したものです。
普段は外の皮が剥かれた状態で売られていることが多いグリーンピースですが、こんなにハリがあってプリッとしてます。

収穫直後は生でも食べれて、シャキシャキ食感で、味はほんのり甘い。少し青臭さもありますが、煮ると消えて甘さが増します。

秋田さんはグリーンピース以外にも、さとうきび、ほうれん草、さといも、さつまいも、養鶏、等、様々なものをつくっています。

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購入できる場所

秋田さんがつくった卵や作物は「和創料理屋 膳」で美味しくいただけます。(4/14現在、TAKE OUTのみ営業中)
野菜は「国頭日の出市場」で購入可能です。

沖永良部島にきた時は、秋田さんの心のこもった農作物をぜひ食べてみてください。

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