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沖永良部島のピンクのおじちゃん 高山さん -農家さんの想い#2

沖永良部島で自家製の液肥と海水を用いた有機農業をしている高山さんに、こだわりや想いをお聞きしました。

農業への想い・こだわり

高山さんは農薬と化学肥料を一切使わない有機栽培に挑戦しています。
16年前から有機農法へ少しずつ切り替えていきました。作物自体を強くすることで、病気に負けない栽培を実現できるようになったそうです。

ただ、ここまでの道のりはかなり長く、試行錯誤の連続。
沖永良部島の土は海水のミネラルを多く含んだ赤土のため、日本で推奨されている有機農法で栽培してもうまくいきませんでした。高山さんは島特有の環境にあわせて、自分でつくった液肥と海水を混ぜて希釈散布して栽培しています。

液肥は島近海で捕れた魚のアラを約1年かけて発酵させてつくっています。私も液肥を混ぜさせてもらいましたが、確かに発酵されていて、とても驚きました。

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作物について

高山さんは主にじゃがいも(メークイン)島らっきょう、インゲン豆やビーツを栽培しています。

じゃがいもは収穫するときに効率を上げるためトラックを畑まで入れる農家さんが多いのですが、高山さんは土の微生物に過剰な圧をかけないよう畑にトラックを入れないこだわり。収穫したじゃがいもは、少し離れたところまで自力で運搬しています。
今季のじゃがいもは昨年12月より多雨量、日照不足、暴風に見舞われ4割しか発芽しなかった分、収穫できたじゃがいもはとても貴重で手の込んだ仕上がりになりました。

アミノ酸たっぷりの液肥で育った島らっきょうは、生で食べてもえぐみがなくおいしいです。酢味噌ととても合います。
そして高山さんがつくったどの作物も長持ちします。

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購入できる場所

高山さんがつくった作物は、那覇市松尾にある飲食店「浮島ガーデン」でおいしくいただけます。
オンラインでも購入可能です。Facebook【無農薬栽培・農家直送マルシェ】で「高山茂博」さんの投稿からご購入ください。

最後まで読んでいただき、みへでぃろ〜🌺

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