ジュール・クンデ(2023/01/09 アトレティコ・マドリーvsバルセロナ)
みなさんこんにちは!
今回はW杯後2試合目
アトレティコ・マドリーとバルセロナの試合における
バルセロナ右サイドバック ジュール・クンデについて
書いていこうと思います。
まず、本職はCB(サイドバックも問題なくできる)のクンデが
この試合右のサイドバックとして使われた理由としては
バルセロナのボール保持時の形があります。
バルセロナは基本的なフォーメーションの1-4-3-3です。
ポイントはバルデとペドリの関係
ペドリが中に入り中盤の役割をし、
ワイドの空いたレーンをバルデが高い位置を取る形を作っていました。
そのため、バルセロナはスリーバックのようにして後方からの
ビルドアップをしながら、
リスクマネジメントをすることが重要になってくるので、
ここでクンデが重宝します。
その前提のもと、クンデの試合を見ていきましょう。
ボール保持時
良かった点
この試合のバルサの組み立て方として、
左で作って、右(デンベレ)で仕留めるがメインでした。
つまり、クンデから組み立てることはさほど多くはないのですが、
クンデはボールが入るとデンベレにすぐに預け、
パスアンドゴー(インナーラップ、オーバーラップ)で
敵のマークを混乱させる動きが多かったです。
これでよりデンベレはドリブルで
敵守備をより簡単に切り裂くことが出来ました
改善点
正直、かなりセーフティーなプレーが多く、問題なかったと思うので
探すのは大変でした・・・
強いてあげるなら
67分25秒のシーン
パスをもらったクンデはデンベレが走る裏へ蹴ろうとしますが、
もたついてしまい
ディフェンスに引っ掛かってしまいます。
もう少し、早くパスを供給できると
この時デンベレは勝っている位置にいたので、
チャンスを作れたかもしれませんね
ボール非保持時
良かった点
30分45秒のシーン
アトレティコのグリーズマンからマルコス・ジョレンテへ良いパスが入り、
バルサゴールを狙ったシーンです。
この時、真っ先にクンデはマークを捨てて
ゴールのカバーに入りました。
「優先順位」という言葉がぴったりな動きと思います。
改善点
25分25秒のシーン
バルサの左サイドから攻められているシーンで
クンデはフェリックスのマークを外しています。
大外にもう1人走ってきているのもあるのですが、
ペナ内のマークの受け渡しというのは少しリスクに感じてしまいました。
まとめ
この試合クンデは対面のカラスコのドリブルを何度も止め、
完全に右サイドを制圧できていたと思います。
さすがCBの人と感じました。
ところで、試合中に気になった解説の桑原学さんの言葉があります。
「テクノロジーが喜びを奪ってはいけませんからねぇ」
この考え方について筆者も大いに賛同しています。
ちょっとこれについては別記事で書いていこうかなと思ってますので、
それもお楽しみに!
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