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はじめの一歩(マンガ)は何のために復帰するか作者も模索してるように見える。

一歩は何のために戦うのか

Future is hope, maybe.デルロットです。

はじめの一歩というマンガを知っていますか?僕が小学生くらいの時からやっている、少年マガジンで連載しているボクシングマンガです。

って、忘れてた。ネタバレがあるので空白を入れます。コミックス未読で興味のある人は気をつけて!空白(変なの)です。


( ゚д゚) ・・・
 


(つд⊂)ゴシゴシ
 


(;゚д゚) ・・・
 


(つд⊂)ゴシゴシゴシ


  _, ._
(;゚ Д゚) …!?


最近のはじめの一歩、かなり衝撃的な展開になってます。主人公の幕の内一歩は引退してしまいました。今、一歩はトレーナーとして頑張っています。

ざっくり流れを言うと、一歩は次の試合に勝てば、世界チャンピオンと戦えるという所まで行きました。しかし、世界ランク2位のゴンザレスにKO負け。この負け方がやばかった。最後のパンチで、なんかガラスが割れるような、ひどいダメージを受けた表現でした。文字であらわすのは難しいんですが、コミックスを見るとやばさがわかります。

で、いろいろ身体的に怪しいところもありつつ、再起戦をします。相手も大して強そうでもなく、物語的にもここで圧勝、一歩、大復活!って展開を読んでいる誰もが思ったかと。ここでセオリーが崩れます。実際、試合は有利に進むんですが、大事な所で空振りするなど、様子がおかしい。鷹村いわく、もう一歩は壊れていると。最新のデンプシーロールを出すこともできず、一歩、まさかの二連敗。そしてパンチドランカー疑惑。

ここでの観客のよわよわしい拍手がすごく悲しかったのを覚えています。思わず以前書いていたブログ(今は消滅)にショックを受けたことを書きました。

恋人(未満)のクミの助力でパンチドランカーの精密検査をすると、「今は」まだ症状はない、とのこと。しかし、パンドラになってしまってからじゃ遅い。まわりの迷惑にもなる、と引退を決意。周囲を気にかけるのが、一歩らしいですね。そしてトレーナーになり、現在に至る。こんな感じです。

引退してからもう(現実で)二年以上経ってしまいました。いずれ復帰するとは思うんですが、問題は一歩が復帰する理由(モチベーション、動機付け)です。長くなりましたがここからが僕の意見です。

引退するよりずっと前、もう五年以上前かなあ?一歩はボクサーとして最終的にどうなりたいのか。最終回はどうなるのか。考えたことがあります。一歩の場合、よくあるスポーツ漫画のように、世界一になる、という目標でボクシングをやっているとは思えませんでした。最初の目標は、ライバル宮田と戦うことでした。しかし、なぜか戦う機会に恵まれず、今現在まで戦っていません。最後の試合前に、一歩自身も言っていました。目先の目標は瞭然としている。でも先のことはわからないと。

世界チャンピオンを目指す唯一の動機づけが、伊達英二からのバトンタッチでした。でもそれも板垣に渡してしまったようで。(ネット情報で未確認です。)

読者目線で勝手な推測だけど、作者森川ジョージさん自身も、一歩がどういう理由で復活するのか、まだ考え中で、主人公一歩といっしょに模索しているように思えます。しかも迷走してるわけじゃなく、それを楽しんでいる気がします。個人的意見です。

一番最悪なのが、一歩が復活する前に、人気が落ちて打ち切り。まあ、マガジン編集者が大御所にそんなことをする勇気はないと思うので(非難轟々でしょう)ないとは思うけど可能性がゼロじゃないのが怖い所です。

それが何かはわからないけど、もし一歩が復帰する理由を見つけて再びリングに立ったら、精神的に相当強くなると思います。ボクシングのことはわからないけど、何をするのも目的、理由があるのは一番の強みだと思います。

と、話の落としどころがわからなくなって、PCの前で数十分固まってしまいました(笑)。一歩が復帰するにせよしないにせよ、きれいな形で最終回を迎えて欲しいです。数十年の長期連載ですから。

一億円ください じょーく