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【クロベ日記】桜散りしく2022.04.08

3月にかなり腎不全が進んでいると獣医さんで指摘されてから、週1~2回のペースで輸液に通います。自転車通院だからとリュックタイプのキャリーバッグを購入してみたけれど、通気性がよすぎて寒いらしい。おまけにお座りの姿勢しかできないので背負っても荷カゴに置いても不安定みたいなので、もとのキャリーバッグに戻しました。なんてことないソフトタイプなんだけど、8年使っているからやっぱり慣れているのかね。

3月は寒くて、暖房を入れていてもクロベに触ると体温が低いなと感じることが多かったので、
カイロを乗せてみました。サクランボの種が入っていてレンチンするもの。
なかなか良かったみたいです。

輸液する前から多飲多尿になっていたので、すぐに水が飲めるように寝床のそばに水入れを設置。食欲はどんどん細くなり、体重もじりじりと減っていく…食べたそうなそぶりは見せるので、下僕はいろんなごはんを用意します。ちゃんと腎臓療法食もあるし、話題のAIM30も。前からお気に入りの銀のスプーンシリーズも、おやつも。どれも食べる時もあれば、食べない時もある。食べるタイミングを逃さずに食べたいフードを用意するのは、下僕の使命です。

※ちなみに寝床は下僕の仕事机上なので、3月の震度4×2の地震ではかなり水がこぼれました(;´Д`)。すぐ横にPC本体があるので、今後の万一に備えて周りにタオルの堤防を作りました。

NHKの「100分de名著 エドガー・アラン・ポー」の「黒猫」の回に
満を持して映り込みました。やはりデキる男…!

18歳という高齢であることを考えると、むりやり療法食にこだわることは止めました。が、「食欲はあるけど食べられない」に関しては下僕は心を鬼にしなければならぬ…強制給餌です。シリンジで口の中にフードを少しずつ入れてやるのですが、これが起動スイッチになって自分でエサ皿から食べることもしばしばですが、ものすごく「イヤなことした!!」とぶんむくれることもあり、下僕はオロオロします。なんにしても、おいしいのがいいんだよね。

キバチラ猫の魅力であるはみ出した犬歯(今は右だけ)が時々敷物に引っかかります。

どうも下僕が食事をしていると「あ、俺も食べたいな」となるようです。別に下僕のものがほしいわけじゃなくて、匂いとか雰囲気にそそられるのかしら。うまくフードをそばに持って行くと食べ始めることもあるし、単に下僕が魚や肉を食べていて、それがほしいこともある。その場合は安全に気を配って分け合います。お刺身はこれまでも1枚くらいはクロベが食べることになっていたし、獣医さんからの助言では「エネルギー量の多いトロとか脂の乗ったものを」とのこと。わかりました!!
食べたい意欲を削がないように似たものを差し出すことも大切。下僕が鯖缶の料理を食べていたら、さりげなく焼きかつおのおやつを、チキンを食べていたらささみのおやつを出し、さも同じものを食べている感じに。これは奏功してぺろりと一袋食べることもある。

人間でもそうだけど、生きているためにはエネルギー(カロリー)がいちばん大切。食べないよりは食べられるものを、食べたいものを。食べたいものを言ってくれたらありがたいけど、種族的に難しいからお互いに読み合う。いっしょうけんめい感じ取って伝える。

4月に入ってようやく暖かい日が増えてきたね。久しぶりの日光浴。

昨年の夏には4.8キロだった体重は、徐々に減って今は4.1~4.2キロあたり。
保護施設から来たばかりのクロベは、10歳にして3.8キロ。毛はふさふさだけど、抱くと軽くてあばら骨がすぐにわかった。施設の扱いが悪かったのではなく、お腹が弱くて食の細い子だったのだ(猫嫌いで外に出すとケンカばかりするため、ケージに入っている時間が長くて筋肉も少なかった)。我が家に来て、あまあまに美味しいフードを食べ、狭い家だけど走り回るようになり1キロ増えた状態がベストになって。でも、絶好調時の体重にこだわらないよ。
わかってる、下僕はBMIとか体重にもう少しこだわったほうがいいけどね。

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