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50代 未だ人生の「ちょうどいい」が見つかりません(仮)はじめに。


早く30代になりたいと思っていた。

それはわたしにとっての「大人」の象徴で
「大人」になれば、30歳をすぎるころにはきっと
今わからないこと
自分のことも、他人のことも、世界のことも
ぜんぶ、は言い過ぎでも、せめて今よりはずっといろいろなことが


「わかっている」



だから30歳のわたしは、人生がなめらか進んでいる はず、だった。



想定していた「大人」を過ぎてから20年がたった現在のわたしは、未だなんにもわかっておらず、躓き転がるわりに大きな事故には至らず


51歳。

仕事が忙しければ文句を言い
暇になれば落ち着かない。

休みは欲しいが、やることはなく
けれど人より働らきゃ不平不満。

誰かと会えば疲れるが
話し出せば終わらない。

たくさん食べたいのに
食べられない。

欲しいものはあるけど
モノは増やしたくない。

長生きしたくないと言いながら
気遣う健康、増えるサプリ。

添い遂げたいけど(たかったけれど)
向いてない。(離婚した)

仕事も家庭も向いてないなら
他に何があんよの。

外に出たいけれど
動きたくない、動けない。

遠くに行きたいけれど
旅行は苦手。

ウエストかっちり!が好きなのに
やっぱりゴムは楽なんよ。

このドラマ、キャストはいいけど
脚本がねぇ。


同じ年月を
10年、と思えば「長い」とうんざりし
10年しか、と思うと「足りない」と悲観する。


要するに、いつまでたっても 50を過ぎても わたしの



ちょうどいい が どこにもない



のである。


だから
食べたい でも 食べられない
働きたくない でも 働かねばならない
と、どちらに振り切る覚悟も決まらず
ずーっとぐずぐずぐずぐずして(言って)いる。


わたしの「ちょうどいい」はどこにあるのか。
どうしたら「ちょうどいい」に出会えるのか。
そもそも「ちょうどいい」はまぼろしか。

わたし以外の人にはそれがあるように見えて、深まる卑屈。


しかしある日わたしは気がついた。
もしやこれが、今のこの状態が


わたしにとっての「ちょうどいい」なのでは?と。


それは


じゃがいもの大きさや茹で加減。
きゅうりやにんじんの厚み。
塩胡椒とマヨネーズのバランス。

これぞベスト!な状態で食卓にのせたポテトサラダに、無言でソースをかけた(元)夫のことを愚痴った時


「え、ポテトサラダはソースをかけて完成だよ。」


とママ友に言われたときと同等のショック。驚き。
そうか、わたしこそが、間違えていたのか!(?)という
気付き。ひらめき。



このぐずぐずぐずぐずは
ポテトサラダにかけるソースだったのか!(?)

だがしかしそれが正解と思い直してみても「愚痴っぽいのが、わたしのちょうどいい」というのは、やはりなんとも受け入れがたい。
けれどこの先も「ちょうどいいが見つからない」のはもっと受け入れがたい。


ならば

このぐずぐずぐずぐずを、まるっとコンテンツ化してしまうのはどうか。
という発想からのマガジン。

あーあの人のあんなところ苦手だわ・・。
もう会いたくない!もっといい人がいるかも。
いや、そんなこと言っちゃいけない!いいところを探せないわたし、ばかっ!
「良いだけ」がパーフェクトであります!

ではなく

あの人のあんなところ苦手だわ・・。
そういえばそんなところもこんなところも苦手だわー!わははー!
それでも好きだわー!わははー!
いい も いや もまるっとあって全部、それで完璧!
と定義そのものを変えるてみる試み。



年を重ねるとね、いろんなことがゆるんでくるんですけれどもね。
こらえ性ってやつがまー衰えて衰えて、ぐずぐずぐずぐずも溢れるわこぼれるわ。
その上新しいことを、今ないものを頑張って手に入れようだなんて、そんな体力も能力もないっていうことだけはさすがにわかってしまったのでありまして。

だったらあるものに自らを寄せてゆく。しかない、じゃないか。




長々長々、今後の己を正当化すべく言い訳を並べましたが
要するに、あふれてこぼれたぐずぐずぐずぐずを書くだけの note です。

愚痴を言うことはできても、書き残すということには苦手意識があって(こいついつも愚痴っぽいな、と思っている方がいたらすみません。大正解!)書いても後日消してしまうことが多かったのですが
ぐずぐずぐずぐずをだめなこと、から

それは当たり前のこと。あわよくば楽しいこと

に変えてしまえばいいという発想をもとに
ここには書いて良い!と決めた場所があるだけでわたしが安心できるのか。
それともやはり書き残すことはストレスになるのか。
書くことで、新たに定義した「ちょうどいい」と受け入れることができるのか。
それとも逆か、もしくは別の「ちょうどいい」が見つかるのか。


書きながら己を観察する
実験のためのマガジンです。

お付き合いが難しい方は、無理なさらず。




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