こどもに親が残せるものってなんだろう?『こども仏教』
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こどもに親が残せるものってなんだろう?『こども仏教』

学力、お金、土地、特技……
親として、こどもに残せるものってなんだろうと、日々考えます。

今どんなにかわいがり、大切に育てていても、こどもはいつかひとり立ちしていくもの。
自分の足で、自分の人生を歩ける人になってほしい。

学力もお金も土地も習い事も、そのための本質ではないような気がしています。

どんな環境でもたくましく生きていくために必要なもの。
それは、強くしなやかな「こころ」ではないでしょうか。

そんな気持ちで、こども仏教を編集しました。

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「仏教」と聞くと、お坊さんの修行のイメージから、きびしく難しく、縁遠いものと感じてしまう大人も多いのでは?

この本を作って、仏教がじつは懐が広くて寛容なことに驚きました。
お釈迦さまは「みなが輝くように暮らしなさい」という言葉を残しています。「みなが」という言葉があたたかいですよね。

大人もこどもも、日々のなかでさまざまな壁にぶつかり、悩みを抱えますが、お釈迦さまは、悩むことを極めた「悩み」の大先輩
約2600年前に、悩みに悩んで、悩みをこじらせていた人なんです。
悩みすぎて、王族の身分を捨て、妻も子どもも置いて、ひとりで出家してしまったほど。
「老いず病気にならず、死なない体と不幸を知らない心を与えてもらえないなら出家はやめない」という捨て台詞(!)まで残しています。

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それほどまでに悩んだ人だからこそ、万人の悩みを理解でき、教えもやさしいのですね。

本書こども仏教は、仏教の教えをこどもにもわかりやすいよう、イラストたっぷりで解説しています。
お釈迦さまが出家した後、どうやって悟りを開いたのかを含めたお釈迦さまの生涯や、おもしろい仏さまカタログなどを掲載しており、大人もこどもも楽しく読んでいただけると思います。

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特に力を入れたのは、「ぼくたちの悩みQ&A」です。

「いじめを見てしまったら?」
「優秀な友だちと自分を比べてしまう」
「命の重さに違いはあるの?」
など

日々のなかで抱く悩みや疑問を、「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれた禅僧・枡野俊明先生に説いていただきました。

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こどもの鋭い質問に、なんて答えようと悩むことも多いです。
本書を読んで、私も筋の通った、納得感ある答えをできるようになりたいと思いました。

あなたも、悩み事の大先輩・お釈迦さまが見つけた「心おだやかに生きるヒント」に触れてみませんか? 

大人もこどもも、〝気づき″をたくさん得られる1冊です。

監修:枡野俊明(ますの・しゅんみょう)
1953年、神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。大学卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初
受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。また、2006年『ニューズウィーク』誌日本版にて「世界が尊敬する日本人100人」にも選出される。近年は執筆や講演活動も積極的に行う。
主な著書に、『こども 禅の言葉』(エイ出版社)、『「動じない」心のコツ』(世界文化社)、『図太くなれる禅思考』(文響社)、『心配事の9割は起こらない』(三笠書房)など。

(記事作成:編集担当・大友恵)

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