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マテジンカ人形劇祭、開催されますように… 2021年02月24日

2020年は日本でもヨーロッパでも、本当に沢山の人形劇フェスティバルが中止になって残念だったけれども(チェコのスクポヴァが開催一週間前に中止になった話はこちら)、2021年へ延期されたものも多いので、いつまでも悲しんでいられない。みんなヤキモキしつつも希望を持って、2021年のフェスティバル準備を始めている。

私が2021年一発目に参加したのは、1月27日〜2月7日に開催されたスコットランドのManipulate Festival。これはオンラインのフェスティバルだったけど、映像配信というフォーマットについてよく考えられた演目ばかりで、とても良かった。普通の舞台作品も、かなり編集を加えて、ライブでは気にならないが映像だと気になるような冗長な部分をカットしたりして見やすさを高めていた。

でも、そろそろオンラインではないフェスティバルに行きたい。最初の機会は6月にある。チェコのリベレッツにあるナイヴニ人形劇場が主催する、マテジンカ人形劇祭。いまのところ、対面開催される予定である。マテジンカ人形劇祭は、プロ人形劇団&子供向け演目だけにフォーカスしたフェスティバルで、1972年から隔年開催されている。

スクポヴァ人形劇祭はプロ人形劇団のみだけど大人向け作品も含むし、フルディム人形劇祭はアマチュア団体中心。「プロ&子供向け」にフォーカスした人形劇祭というのは珍しいらしく、そういうのは「ヨーロッパで唯一」マテジンカのみだとHPには書いてある(本当だろうか)。

このフェスティバルでは私はスクポヴァでやる予定だった日本人形劇についての講演をすることになっている。フェスティバルディレクターのドウブラバさんにはさっき街中で会った。元気そうだ。

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日本でのコロナ感染者数は減ってきているようだけど、チェコの下がり方はあまり芳しくない(下図はReuters Covid-19 Tracker)。今週から、公共の施設内ではN95あるいはFFP2マスクをつけることが義務化された。でも、街を歩いている人でマスクをつけているのは半数もいない。ちょっと暖かい日にレトナ—公園なんかにいくと、人々は顔をつきあわせて楽しくマリファナを吸っている。これで収束するんだろうか。文化施設と学校は早く開かれてほしい。

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