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詩篇

26
折々に書いた詩をまとめています。
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#自由詩

詩「泡沫(うたかた)」

変わらないものなど 何もない それは昨日の あなたの ねごと。 永遠に続くものなど まぼ…

deko
3年前
45

詩「花は」

花は あなたのうちに ある 花は わたしのむねに ある あなたと わたしの  つぼみは ふ…

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3年前
48

言の葉の木

ある ところに 1本の小さな 若い木が緑の芽を 吹かせ陽の光を浴びて 少しずつ空をめざして伸…

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3年前
75

いとおしき日々と

朝ごはんのみそ汁がおいしかったとか。 庭のすみでクロッカスの芽が出たとか。 ロールパンみた…

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3年前
48

天泣

君は 春風みたいな人だったね いつも くすくす微笑んで そこに いるんだ 君は 陽だまりの…

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3年前
41

朱鴇色(ときいろ)の海

港の突堤を猫が夕陽にむかってぶらつく その背は太陽の残照をあびて黄金に輝いている 朱鴇色…

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3年前
38

手紙

届く宛てのない手紙をしたためる。 薄曇りの空の下、雲の切れ間から 一条の白い光が降りて来る。 ことばに翼を与えることができたなら 忘れてきた想いに返事ができるだろうか。 白鳥は還るべき 大陸へ羽ばたき 大地に穴を穿ちて 生命がめざめる春 置き去りにしたことばに 青い息吹を乗せて あなたへ 

ノベル #7

時のはざまに置き忘れてきた ターコイズブルーの シーグラスのかけら 瑠璃色の海のわすれもの …

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3年前
28

ノベル #6

白い月の光が 擦りガラスに 模様を描く 今宵は 十六夜の月 シロツメクサの花冠は どこに置き…

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3年前
20

飛びたてないのなら

飛びたてないのなら、 低くしゃがみ込めばいい。 そうすれば 足もとで芽をだしている タンポポ…

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3年前
29

煮物のように

ことこと コトコト 煮物は 煮詰めるほど おいしくなる うまみが増して 味がしみて 時間が お…

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3年前
23

ノベル #2

森が映る小さな池 水面に朱色の影が のびると 白鳥たちが 飛びたつよ ねぐらに帰るんだ 晩鐘…

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3年前
16

ノベル #1

山茶花の赤いつぼみが ふくらんだ あしたは 手紙がとどくかな。 昨日の月は 夜明けの空で 白…

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3年前
18

レーゾンデートル

わたしの体の細胞は 毎日 1兆個、死んで 1兆個、生まれている という 日々新しくなっていく私 わたしの体の中には 生命系という すばらしい システムがあり わたしの出来不出来とは まったく関係なく 毎日 粛々と 仕事をこなしている という 毎日さぼることなく働く私 だとしたら。 この世に生をうけてから 今、この瞬間まで 途切れることなく続いている (と、わたしが思っている) わたしという存在は どこにいるのだろうか。 一本の川の流れのような 思い出や記憶は