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変わらないものなど 何もない それは昨日の あなたの ねごと。 永遠に続くものなど まぼ…
花は あなたのうちに ある 花は わたしのむねに ある あなたと わたしの つぼみは ふ…
ある ところに 1本の小さな 若い木が緑の芽を 吹かせ陽の光を浴びて 少しずつ空をめざして伸…
朝ごはんのみそ汁がおいしかったとか。 庭のすみでクロッカスの芽が出たとか。 ロールパンみた…
君は 春風みたいな人だったね いつも くすくす微笑んで そこに いるんだ 君は 陽だまりの…
港の突堤を猫が夕陽にむかってぶらつく その背は太陽の残照をあびて黄金に輝いている 朱鴇色…
届く宛てのない手紙をしたためる。 薄曇りの空の下、雲の切れ間から 一条の白い光が降りて来る。 ことばに翼を与えることができたなら 忘れてきた想いに返事ができるだろうか。 白鳥は還るべき 大陸へ羽ばたき 大地に穴を穿ちて 生命がめざめる春 置き去りにしたことばに 青い息吹を乗せて あなたへ
時のはざまに置き忘れてきた ターコイズブルーの シーグラスのかけら 瑠璃色の海のわすれもの …
白い月の光が 擦りガラスに 模様を描く 今宵は 十六夜の月 シロツメクサの花冠は どこに置き…
飛びたてないのなら、 低くしゃがみ込めばいい。 そうすれば 足もとで芽をだしている タンポポ…
ことこと コトコト 煮物は 煮詰めるほど おいしくなる うまみが増して 味がしみて 時間が お…
森が映る小さな池 水面に朱色の影が のびると 白鳥たちが 飛びたつよ ねぐらに帰るんだ 晩鐘…
山茶花の赤いつぼみが ふくらんだ あしたは 手紙がとどくかな。 昨日の月は 夜明けの空で 白…
わたしの体の細胞は 毎日 1兆個、死んで 1兆個、生まれている という 日々新しくなっていく私 わたしの体の中には 生命系という すばらしい システムがあり わたしの出来不出来とは まったく関係なく 毎日 粛々と 仕事をこなしている という 毎日さぼることなく働く私 だとしたら。 この世に生をうけてから 今、この瞬間まで 途切れることなく続いている (と、わたしが思っている) わたしという存在は どこにいるのだろうか。 一本の川の流れのような 思い出や記憶は