radikoでタイムフリーを満喫       舐めても舐めきれない飴玉のような 「菊地成孔の粋な夜電波」

radiko(ラジコ)というラジオがきけるホームページ(&アプリ)を使って、ほぼ毎日ラジオを聞いている。

子どものころからラジオっ子だったので、この機能を見つけた時には、うれしくって心の中で小さな小人が小躍りしていた。

そのうちにタイムフリーという、聞き逃したラジオも約1週間は好きな時間に聞けるというサービスが始まり、深夜放送のラジオも昼間聞けるようになった。

そして続けて聞いているラジオメニューがいくつかでてきた。

そのひとつが「菊地成孔の粋な夜電波」だ。
https://www.tbsradio.jp/denpa/

残念ながら2018年内で番組は終了してしまう。

菊地成孔とはどんな人か??は、各自調べて、もし、興味を持った方はひとまずライムフリーで聞いてほしい。

私の中では黒めな植草甚一のような街の博学者と思っている。

彼がコンダクターとして指揮をふるっている旧「DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN(デートコース・ペンタゴン・ロイヤル・ガーデン)」(現在のDC/PRG(ディー・シー・ピー・アール・ジー)のライブに足しげく通って踊り狂っていた時期があった。
今も、Youtubeでライブ映像を見ると、うずうずしてしまう。

そこから時が流れてある時、菊地氏がラジオの番組を持っていることを知った。
このラジオ番組は、局をまたいで、ゆっくりと続いてきていた(らしい)。

何がいいのか?どこに私がひっかかったか?

深夜枠だから、飛ばしたコントもあったり、1時間トークなしで曲をぶっ続けで流したり、その日によってメニューががらりと変わる。
それも毎回楽しいのだが、一番ぐっとくるのが菊地氏の語りだと思う。

時に体の奥にビー玉がすうっと入っていくように、語りの内容が入ってじわじわと沁みっていく。
それが放送後もしばらく続いて、ふとした時も思い出したり。

なかなか溶けない飴玉を1週間舐めて、ようやく溶けたところでまたぽいっともう1個口に投げられる、そんな感覚がある。

日々のアレコレで心がダウナーな時、朝にこの番組を聞くと、すこうしだけあがってこられる。

手を差し伸べるというやさしさではなくて、俺もこの立ち位置でやっている、あなたもその立ち位置でできることをやるのがいいんだという見えないエールを送っているような時もある。

うーん、文字にするのが難しい番組だ。

年内終了のお知らせを聞いて、とうとうかーと思った。
もうラジオはやらないかもとも言っていた。

多くのリスナーから「辞めないで」のメールが山のように届いているらしい。その気持ちも本当によくわかる。

私も1週間の日課のひとつが、ぽかっとなくなってしまうことのでとっても残念だ。でも悲しい気持ちでいっぱいではなくて、またどこかで会えるはずと根拠のない自信で思うところがある。

しばらく行っていないライブでお会いできるか?
スパンクハッピーもリスタートを切ったし、来年あたり「音」で会いたい。

#菊地成孔の粋な夜電波 #タイムフリー #radiko #年内終了

もし記事がいいなと思ったら、サポートお願いします。