電話以外の手段の有無がキーになる
我が子は放課後デイサービスを週に3回利用しています。
放課後デイサービスに入るためには、どこに放課後デイサービスがあるかを調べたり、その後は見学をしたり空き状況をうかがったりするために連絡を入れる必要が出てきます。
我が家の場合は、区役所で別の申請をしたときに居住区内にある放課後デイサービスのリストを頂いたので、それに沿って調べました。
リストを見たときに感じたことは、「なぜ電話番号しかないの?」でした。きこえない私にとって、電話以外の手段がないと問い合わせができません。電話リレーサービスを使う手段もありますが、問い合わせなど時間がかかりそうな内容はできるだけ電話以外の手段を使いたいのが本音です。
そこで、事業所名をネットで検索して、FAXやメールがないかどうかをチェックして、電話以外の手段で連絡が取れる事業所に片っ端から連絡を入れました。この時点でだいぶ絞られてしまうため、選択肢の幅は狭まっています。
メールやFAXをして、無事やり取りができればいいのですが、中には返信がないところもあります。1週間待ってやっと来たところもありますが、待った割には「空きはありません」という返事だったり、詳細を読んでから返信していないのか「詳しい情報をください」という内容だったりと、がっくりくることもありました。
そのような中で、こちらの事情を汲んでくださり、FAXもしくはメールで迅速にご対応をしてくださった事業所もありました。見学に伺ったときも筆談ができるように紙を用意する、前もってご説明を資料としてまとめて用意するなどの準備をしてくださっていました。
ありがたいご対応をしてくださった事業所も、実は空きがないためキャンセル待ちとなったケースもありました。とうとう、問い合わせの手段がなくなり、区役所に助けを求めました。区役所の方が電話で問い合わせをして繋げてくださったケースもありました。
問い合わせをするにも一苦労、選択肢の幅も狭まってしまうという現実はとても残念ですが、区役所の職員さんも「FAXやメールなどの有無も確認して入れられるようにできないか交渉するね」と言ってくださったことは小さな一歩なのかもしれません。
紆余曲折を経て、無事に通うことができた事業所でも後に残念な結末となったケースもありました。
次回はそのケースについて書いていきます。
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