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凸凹息子が真冬でも半袖半ズボンを着続ける理由

小2の息子は自閉スペクトラムの診断を受けています。

感覚過敏やこだわりが原因して
息子は衣替えがすごく苦手。

長袖から半袖になるのも
半袖から長袖になるのも
毎年ものすごーく時間がかかります。

長袖から半袖への衣替えが苦手な理由

今までは「感覚過敏」が原因で
どんなに気温が高くなっても半袖を着ようとしませんでした。

袖がなくなることで
肌が露出する部分が増えることによる不安感や、

暑いという感覚があまりないこと
(こちらは感覚過敏の逆で感覚鈍麻といいます)

など、

いろんなことが影響して
「半袖は嫌だ!」
という気持ちになるようです。

それが最近は
腕毛が気になるから
という理由で半袖になるのを嫌がっていました。

仲の良いお友達に
「腕毛が濃い」
と言われたのがきっかけのようです。

周りの何気ない一言を
必要以上に気にしてしまうのも特性の一つ。

腕毛用のすきバサミを使ってみたり
7分袖を着てみたり・・
と試行錯誤しましたが、
去年の夏は7月の下旬まで
長袖を着ていました。

半袖から長袖に衣替えできない理由

息子は寒さがすごく苦手。

1年生のときは9月の朝夕に
ちょっと空気が冷たくなってきたくらいで

ジャンパー着る!
手袋付ける!

とギャーギャー騒ぐほど、
寒いのに敏感。

でもなぜ2年生の冬は11月に入って
木枯らしが吹くようになっても
一向に長袖を着ようとしません。

息子によくよく話を聞いてみると、
「最後の一人になるまで半袖半ズボンでいたい」
というのが理由のようです。

これまた仲の良い子が薄着で、
去年は真冬でもずっと半袖半ズボンだったそう。

息子は勝手に勝負だと意気込んでいて
長袖長ズボンを着たら負けだと思っているみたいです。

もう腕毛のことは
全然気にしなくなりました。

感覚過敏やこだわりとの向き合い方

こんな風にいろんな感覚過敏や
こだわりが影響して
息子の衣替えはスムーズにいきません。

それでも私は息子の気持ちを尊重して
無理強いはしないように心がけています。


感覚過敏はなくなるものではないので、
慣れさせるのは逆効果と言われています。

そしてこだわりも
無理にやめさせようとすると
逆に固執してしまうことがあります。

とことんこだわりに向き合って自分の中で納得できると、
突然手放す日がやってきます。
(また別のこだわりに変わったりしますが・・)


なので、
今日のように最低気温1度の極寒の日でも
半袖半ズボンで外に出かける息子の姿を

内心大丈夫かなと思いつつも(笑)
温かく見送る母なのでした。