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心配しなくてもいいの。私についてくれば幸せになれるのよ

小2の陽ちゃんは、
コロナで学校の休校明けから登校渋りが始まり、

あの手この手を使っても学校に行くのが難しくなってきた。


あんなに楽しみにしていた学校。
どうしちゃったんだろう?

コロナ明けの学校

陽ちゃんは、

「学校が怖い」

「お友達がいない」

「漢字が難しくなった。」


色んな気持ちを話してくれた。

親から見ても、マスクの生活、クラス替え、新担任、気温の上昇、スピードの速い授業・・

変化が多すぎて、キャパオーバーだなと思えた。

少し休めば、

また元気に手を振って学校に行ってくれると信じて、

休ませることにした。

くたくたの一学期

「今日はどうしていましたか??」

担任からは毎日電話がかかってきた。

陽ちゃんは、休んでも宿題をする気力もなく、ずっとYouTubeを見ていた。

機嫌も悪い。家の中が殺伐としていた。
そんな状況を担任に話す。

休む日が続くと、私も不安で若い先生にどうしたらいいかわからないと泣いて話す日も多くなった。

そんな状況を心配して、先生が家まで迎えに来てくれるようになった。

学校まで10分。

ゆっくり話しながら行くと、学校に週3日行けるようになったところで短い夏休みになった。

親としては、1学期は精神的にくたくただった。

いろんな葛藤があった。

いざ、わが子がいけなくなると

私は、

『学校にいけない状況になったら、学校なんていかなくていい。』

そんな風に思っていた。

友人の子供が休みがちなったら、

「ゆっくり休ませてあげたら」なんて、

わかった風に話していた。

いざわが子がいかなくなったら、

そんな簡単に「休ませればいい」とは思えなかった。

「このままいかなかったらどうしよう」

「私の仕事もどうしよう」

「子育ての何が悪かった??」

自分を責めたり、子供を責めたり、不安、焦り・・・

いろんな感情が寝ても覚めても駆け巡った。
2週間の夏休みは、みんなと同じ生活になりホッとした。

あーこれで元に戻ると願っていた。

母子登校

夏休みが終わり、まだまだ外は灼熱だった。
8月中は先生が迎えに来てくれた。
9月になり、迎えに来てもらえる距離が短くなった。

そうなると、

だんだん私と別れるときに泣いて渋るようになり、

そこで、行けなくなった。

ある日『ママが学校について行こうか?』と提案。

『ナイスアイデア!!』とお褒めをいただき、ついていくことにした。

母子登校が始まったのは10月。

安心して離れると思っていたけど、これがまたすごい過酷な道に踏み込んでしまった。

ゴールは見えても

それから陽ちゃんは、

ママがいないと怖い

と言って予想以上に離れなくなった。
家でも離れなくなった。

母子登校をして2学期が終わり、3学期もつい最近終わった。

2年生が終わって、私は気づいた。

通えていた1年生の時ように戻すのが、ゴールではないということに。

でも、それも日々葛藤。

親の私が、

陽ちゃんのペースを心から応援できるようになった時が、

心身ともに、一つのゴールなのかなと思っている。

いろんな葛藤があり、

それはもう少し先の話しになりそうだけど。

ママは心配しなくていい

ついこないだ陽ちゃんが

ママ心配しなくてもいいの。
私についてくれば幸せになれるのよ。

って、

ニコニコ抱きついて言ってきた。

そうそうそうなんだよな。

きっと何も心配しなくて、

陽ちゃんを信じていれば、必ず幸せになれるんだよね。

簡単なこと。

されど難しい。

でも、

そこを目指して私も親として成長したい、と思った。

そんな今日この頃。