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<株式投資>聖杯の見つけ方(続)

次のnoteで個別株の分析を書いてみようと思っているので、私が普段使っているツールと実際に行っているスクリーニングを紹介したいと思います。

とはいっても、一発で投資すべき企業が出るようなツールは無く、当然凄まじい時間と手間がかかります。時間も手間も省いてお金を稼ぎたいという方は、そもそも血肉を捧げてリターンを得ようとする投資の姿勢に共感できないと思うので違うお金の稼ぎ方を探すべきかもしれません。

私は、企業分析を通して投資判断を行い、半年~1年くらいの投資期間を経て2倍や3倍を取ってきました。最速でお金を増やしたい人には向かないと思いますが、コツコツと複利を利かせながら資産形成したい人にはおすすめの方法です。

決算説明資料を網羅的に見る

私は、どこに投資のチャンスが隠れているか分からないので、最初は変に条件を入れず殆どの企業をフラットに見るようにしています。振り返ると投資した業界は偏っていたりしますが、稀に全く違う業界が混じっていたりするので面白いです。

この時使うのがこのツールです。

期間設定や決算説明資料だけに絞ることもでき、網羅的に見るにはベストなサイトだと思います。このようなツールを使っては、ひたすら”見る”ことに徹するべきです。

”見る”といったが、何を見るのかわからない人もいるかもしれません。

そんな人には、その資料の見やすさを見ることをお勧めします。その企業が本当にお金を集めたい(株価を上げたい)と思っているのであれば、投資家への大きな宣伝機会である決算資料の手を抜くはずがありません。業績をはじめ、各セグメントの説明、どのような価値を創出しようとしているのか。それらをざっくり見ることから始めると資料に慣れることができると思います。

少し時間はかかりますが、様々な企業のビジネスモデルと業績をひたすら頭に叩き込む作業を繰り返すことで自身の物差しが自然とできるようになります。

私にとって明確な物差しが一つできましたが、ここで書くと皆さんがそれを意識して見てしまうと思うのでその要素については後に書くことにします。

気づきを記録する

スクリーニングを経て気付いた点をまとめるときに使えるのがこのツールです。無料会員でも満足に使えると思うので、ぜひ使ってみてください。

業績・材料と株価の関係を時間軸に合わせて書き出してみると共通点や、その銘柄の評価水準などが見えてくることがあります。

上記の作業を繰り返しているとざっくりとした手法が見えてくると思います。その手法の再現性を確かめるのも勝率を上げる大きな要因です。過去の銘柄に当てはめるもよし、タイムリーな銘柄で検証するのもよしです。

塩漬けも損切もしない。

企業価値を正確に分析できていても、それは勝利を意味しているわけではありません。残念ながら私にはカタリストのタイミングを正確に把握することはできていません。ざっくり「今期に出るだろう(出てほしい)」といった具合です。だから含み損を抱えている期間がとても長いです。これを書いている今も-30%を超えている銘柄を2つ抱えています。5つの銘柄で構成されているPFの今の合計損益はマイナスです。

大学の4年間バイト三昧でも返せない額の含み損を抱えながらも普通に生活しているのを思うと自分でも狂人じみていると思います。

大学一年生の頃に経験したコロナショックでは不眠症になるなど-50%を超える損益を見て焦りを感じていましたが、今はこの手法の再現性に自信があるため、一切生活に支障が出ていません。

よく塩漬けはダメとの内容を見ます。もちろん塩漬けには私も大反対です。お金と時間の無駄です。

しかし、含み損=塩漬けではありません。

シナリオ無しのお祈り投資がダメなだけです。

私は普段、「現状時価総額が○○億でPER○○倍だから、3Qか4Qに○億くらいの上方修正が入ったら、株価が○○○円まで行くだろう」のようなシナリオを描いて株を買うようにしています。

このシナリオが崩れた時だけ損切をするのです。これ以外のマイナス材料であたふたして株を売るのは愚行だと思います。

私は過去に一回だけ、損切をしたことがあります。期待していた事業が途中で撤退することになったからです。反省することが多い取引でした。

まとめ

今回も字数が増えてきたのでこの辺で。

次は個別株について書いてみたいと思います。

聞きたいこと等あればDMかコメントでもください。

いいねして頂けると少し書くやる気出るかもしれません。

では。


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