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酸素マスクのようにNPPVを使いこなす

NPPVを使いこなせるかどうかで予後や患者の治療経過が大きく変わります。
普通なら挿管に至るような呼吸不全でも、うまくNPPVを使うと挿管を回避できたり、もしくは挿管患者の抜管を早めたりすることができるかもしれません。
NPPVは使用頻度が高い施設ほど、その成績が良いことがわかっており、スタッフの慣れやコツを掴んでいるかが重要です。
NPPVは一見仰々しくて使用するハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。人によっては、酸素マスクは気軽につけれるけどNPPVまではちょっとと感じている方もいるでしょう。
状態がまだ安定しているうちはHFNC、悪化すれば仕方なくNPPVのように考える方もいますが、そういう簡単なものではありません。病態に応じてそれぞれ適した場面があります。軽傷重症に関わらず病態に応じて選択を行う必要があります。
表題のようにNPPVを酸素マスクのように気軽に使いこなす上での背景知識や生理学的根拠をスライドにしました。
ぜひ参照してください。

ここで学べる内容
NPPVとは何か?NPPVって人工呼吸器?HFNCとどう違う?
NPPVのメリットとは?
NPPVでなんでCO2がはけるの?
NPPVが適さない場面とは?
HFNCとの使い分け
NPPV使用中に何を観察すれば良いの?
CO2貯まってたらSTモード、貯まってなければCPAPで良いの?
NPPVの失敗を減らすにはどうすれば良い?
CO2ナルコーシスはCO2センサーの故障が原因って聞いたけどこれ本当?嘘?
NPPV含めて人工呼吸管理中のトラブルの対応方法は?


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