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新聞より~アロハで猟師

何回も登場している、我が師匠。
朝日新聞天草支局長、近藤康太郎氏のコラムです。

 九州で猟を初めて7年目。
最初はけものに出会えない。
そのうちに出会いの秘術がわかって、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる。
でも、それはまぐれ。
出会うのにさっぱり当たらない・・・

うまくなると、へたになる。
読書の胸に当たらなくなる。
猟とは、なんと文章に似ていることか。

とのことです。

獲った鴨を東京に卸しているそうです。
「文学カレー」にもなったらしい。
そんなに獲れるんでしょうか。


 いやいや、ここで私が言いたかったことはこれからです。
師匠の塾生、ゆ子さんが「また猟に行きたい」と手紙にかいてきたそうです。

 「山で息をひそめたい」
 「自分もまた動物なんだと思い出したい。食物連鎖の中に入りたい」 

 師匠は言います。
「自分の手を血で汚す。申し訳がない。
  ただ、自分の書きたいこと、書くべきことは見えてくる」
最後は
 「生きること。それを丸ごと肯定すること」
 「くたばるまで、生きるんだ」
と結んでいます。  これでこのシリーズは終わりらしいです。

 最後の言葉は重いですね。

私なりの解釈を言わせていただくとしたら、

「人も鴨も地球、いや宇宙に生きている生命体。
必死に生きること、
それは動物も人間も同じ。
生きて生きて、生きるしかない。
くたばるまで生き抜くのさ」


というのはどうでしょうか。違っていますか。

見出し画像は、阪急沿線七福神を回っていただきました。
今は違うものになっています。貴重品。

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