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夫のコーヒーはルーティン

「おや?」と思うことが続いている。
夫の朝のコーヒーである。

 いつぞや、買うコーヒーを間違えて、しばらくレギュラーコーヒーを飲んでいた話を投稿した。
その後、インスタントコーヒーを買ってきたにもかかわらず、夫は毎日レギュラーコーヒーを淹れて飲んでいるのである。

  まず、ヤカンでお湯を沸かす。1人用のドリッパーをマグカップに載せ、紙のフィルターをセット。1人分のコーヒーをそこに入れ、お湯を注ぎ、コーヒーを淹れる。

 たいした手間ではない。
しかし、めんどくさがりの夫が、こうやって毎日コーヒーを淹れていることが驚きなのだ。
  
  理由を聞いてみると、「美味しいから」とのこと。
やっぱり不思議。この頃は、終わった後のフィルターをゴミ箱に捨てることまでやっている。

  そうして、私である。
私は、すっかりインスタントコーヒーに戻ってしまった。

 それほどコーヒーにこだわりがないというのもある。
でも、一連の流れが「面倒だなあ」と思っている。インスタントでいいや、ということになる。

 そうなると、「めんどくさがり」は私ということか。
えー? そんなあ。めんどくさがりは夫ということに決まっていた。


  夫だって、それほどコーヒーが好きとか、特にこだわりがあるとは思えない。朝しか飲まないし。

 そこで私は考えた。
 夫のコーヒーは「朝のルーティン」になったのではないか。

 「ルーティンになった習慣は、めんどくさがりでも続けられる」

 夫に負けたくない私が考えついた、新しいことわざである。




*イラストはお借りしました。みんなのフォトギャラリー。この頃よくお世話になっています。

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