8月15日の夜に

８月１５日。終戦の日。

今週は雨が降り続き、本当によく降り、そして4日間降り続いた。
その4日間。
それはどこにも行かず、
いや、ある事情から出かけることができず、こもったままの4日間だった。
不安や怖れを抱えていた。

2年ぶりの高校野球も順延順延。
各地で大雨被害。

コロナの感染も広がり、
雨はいつ止むのか、
コロナはいつ収まるのか
それをずっと思っていた。

世の中はどうなっていくのか
絶望的な気持ちになりそうなのを
いや、希望は捨てないでいかなくちゃ
かろうじてそう思っていた。

そして今日、雨が上がった。
青空も見えた。
高校野球も再開し
子どもらは公園で遊び
洗濯物を外に干した。
洗いそびれていたシーツも干せた。

この4日間待っていたある結果は吉報だった。

ああ、何て気持ちがいいんだ。

そして今日は終戦の日。
コロナと大雨被害と
大変なことに埋もれてしまうのは仕方ない。

でも、決して忘れないでいかなくては。
非戦の思いを新たにする日。
そのために、何もできていないけど。

今日は晴れた。
でも。雨はまた降るそうだ。
雨は降ってもいつかやむ。
そう、雨はいつかやむ。

心は弱いけれど、
気持ちは負けずに晴れの日にしていこう。

そんな思いの終戦記念日の夜。

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