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23歳の心 ~新聞より

朝日新聞 7月3日土曜日 夕刊より

 今日の夕刊は、「惜別」の田村正和さん、
いつか行ってみたい憧れの鳥取砂丘の砂の美術館も良かったのですが、
私が一番印象的だった記事。

それは「いま聞く~Intervier 」フィギュアスケートの宮原知子さんへのインタビューです。

全日本選手権4連覇。18年平昌冬季オリンピック4位、世界選手権は15年に銀メダル。でも、今年の世界選手権は自己ワーストの19位。2022年の北京冬季五輪に向けて復活のスタートを切っています。

 今年関大を卒業、卒論も書いたそうです。
もともと勉強は好き。これからスポーツ医学みたいなことも学びたいと
言葉を選びながら、はにかみながら、答える。

 取材の記者は10年前にも取材して記事を書いたそうで、
まじめでおっとりしたところは変わらないと言っています。

  そして記事の後半。
カナダのコーチの指導を受ける話で、
コーチが自分に合っている感じはすると言ったあと。
ここは引用します

「自分がもっと自分の意見を言わないといけないと感じています。
言えないというより、自分の意見がないというか・・・。
人に言われたら『そうなんだ』と思ってしまうし、
自分が絶対こうだというのが見つけられずに
はっきりした意見を持つのも課題になっています」
【引用終わり】

そう、これ、昔の私です。
宮原さんは23歳。
その頃の私も、自分の意見をあまり言えず
というか、自分の意見あまりも持っていなくて、
人が言ったことを「そうだ」と思ってしまう・・・。

 いえいえ、宮原さんは当時の私よりもっともっとしっかりしていると思います。
でも、彼女の言葉を聞いて昔の自分を思い出したのです。

 時代は流れ、もうすっかり人生の経験者。
今の私は自分の意見を言い過ぎです。
思ったこと、考えたことは誰かに言いたくて
こうしてSNSをやっています。

おかしいと思うことにはツッコミを入れ、
同僚に苦笑いされています。

自分に自信のなかった私に比べて
宮原さんは控えめの中にも前向きです。

フィギュアスケートの世界でも若手の台頭があり
彼女もベテランという雰囲気ですが、まだまだ23歳。
これからですね。

また応援したい人ができました。

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