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yoshitravelogue
午前3時に
午前3時
近くで犬が泣いている
鳴いているんじゃない
泣いている
うおーん、うおーん、
しばらくしてまた、うおーん
どこか痛いのかい
どうしようもなくしんどいのかい
もう自分の命が残り少ないことを知って
それがつらくて
泣いているのかい
きっとそうなんだね
眠りをじゃまされたなんて思わない
ちっとも怒ってなんかいないんだよ
君の苦しみが心に刺さる
鳴き声が小さくなる
飼い主が起きてきて
家の中に入れてくれたのかもしれない
でも、小さい声は聞こえている
うおーん、うおーん
しばらくしてまた、うおーん
そのうちに私は眠ってしまった
犬も眠っただろうか
今日か明日かそれとももっと先
わからないけど確実にいってしまうのだろう
午前3時
私と犬は起きていた
私も犬も泣いていた
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