見出し画像

パレスチナと自分

少し前になりましたが、6月7日(金)の日記

いつものお寺さんで、パレスチナの話を聞いた。
Tさん。学生時代に一ヶ月のホームステイを経験。現地の人の人柄とパワーに触れ、「中東パレスチナ×日本のカワイイ」を届けるブランド「架け箸」を立ち上げた女性。まだ20代。兼職とのこと。

スローガンは「素敵に国境はない」

フェアトレードで、現地とやり取りしながら、オリーブの木製品や織物製品を輸入、販売されている。

大学の卒業論文は、パレスチナの刺繍について。そのきれいなロングドレスを着ておられた。とても素敵だった。

お話は、まずはパレスチナの問題の基本的なこと。そして、Tさんとパレスチナとの出会い。ブランドの製品のこと。自分たちにできること。そして現地の人の声などをお話ししてくださった。

私が感じたこと。

①パレスチナ問題は、最近に始まったことではないのだということ。遡れば、紀元前1世紀。長い歴史の延長上に今がある。

② ①も含めて、とにかく知る事が大事。自分が不勉強なのだが、今日のお話と、もらった資料を読んで、少し分かった。でもまだまだ分からないことだらけ。

③ジェノサイド(集団殺戮)は、止めないといけないと改めて思った。根本的な問題は、すぐには解決できないかもしれないけど、とにかく停戦。

④日本、そして自分と無関係ではないこと。同じような立場に立つことがあるかもしれないし、すでに現在、パレスチナ問題と無関係ではない企業があること。

Tさんが取引している団体は、ガザではなく、ヨルダン川西岸地区。比較的落ち着いた生活があるが、それでも当事者になった戸惑いなど、現地の人の率直な声を伝えてくれた。貴重だと思った。

質問コーナーでは、国連はなぜ止められないのか。寄付はどうなっているのか、などの質問があり、丁寧に答えておられた。聡明な方だった。

「なにかできないか」と思った時にできる方法も話してくださった。
スイカバトンとか。パレスチナの国旗の色がスイカに似ているので、スイカの写真とか絵とかを投稿しようというもの。

製品を持ってきておられて、販売もしていた。オリーブの木の箸、小皿、織物のバッグ、トートバッグやTシャツもあった。


実は、写真の上三つは持っていた。オリーブのコースターとキーホルダーと刺繍。ずっと前に、イベントに出店されていて、何気なくそこで買ったのだ。下が今日買った、オリーブの箸。

オリーブの木は見たことがある。樹齢何百年の。

今日のお話は、ここだけではもったいない。子どもたちにも聞かせてあげたいと思った。海外の事に目を向けるいい機会になると思う。


お寺からの風景
栗の花が満開


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?