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夫が帰ってこない

 昨日、夫がいつもの麻雀会に出かけたのは、朝10時過ぎ。


 私も出かけていたし、用事があったので、
それほど心配してなかったのです。

それが、夕方になっても、晩になっても帰ってきません。

  麻雀て、一回りするのにどれだけ時間がかかるのか、
全くやったことのない私にはわかりません。

 でもメンバーのお一人がかなりご高齢だし、
そんなに長くやるとは思えない。

 さすがに少し心配になってきました。
麻雀は終わって、飲みにでも行っているのかと思いました。
でも、そんな仲間ではなさそう。


 午後9時半。一回目「安否確認です」とLINE。
反応なし。
ま、想定内。日頃から連絡つきにくいから。

 午後11時。
そんなに遅くなることが今までなかった。
 さすがに心配になって、今度は電話。
 
 発信音は鳴るけど、応答なし。
 「出ろ」

 ここから私の、少し過剰な心配性が発動してしまいました。
 
「なにかあったんじゃないか」
 10分後、再度電話。応答なし。

「もしなんかあったのだったら、どうしよう」
 10分後 再度電話。応答なし。

 雨風もひどくなってきた。

 ここで考えます。
もしこのまま朝まで帰ってこなかったら
どうしたら良いんだろう。
今日のメンバーの方の連絡先は知らないし。

 でも、もし何かあったら、ケーサツから連絡があるはず。
何か事を起こすような人ではないというのは自信がある。

 その行きつ戻りつの落ち着かない気持ちでいたら、
午後11時30分、帰ってきました。
やっとほっとしました。


 「ああ、大変だった」
 麻雀を午後1時から始めて、終わったのが午後9時頃だったそうです。

 しかも、夫らが、「もうやめましょう」と言ったのに、
「やめない」「もう少し」と言っていたのは、
最高齢(それもかなりご高齢)の御方だったそうです。

 「バスも満員だしさ。大変だった」

 そのあと、落ち着いてから夫と話をしました。
今回は、私が勝手に過剰な心配をしただけだった。
運転免許証とか身元を証明するモノは持っている。


 でも、夫も持病があるし、今の時代何があるかわからない。
「これから遅くなるときは、一度連絡を入れる」
と言ってくれました。


 そのご高齢の方は、麻雀が楽しみというか、
生きがいになっているようだとのことです。
 夫らは、その応援をしているということになりますか。

 自分自身のためにもね。
夫もいつもはボーーッとしているから、
良い趣味かも。

 これからもどんどん行ってください。
 
 
 麻雀はそういえば、子どもの頃、家族麻雀をしたことがありました。
デイサービスとかでも結構人気で、それも女性の方が多いようです。

 私はやらないだろうなあ。

 そうそう、私がかけた電話は、バイブにしていたので、
全然気がつかなかったそうです。
  やっぱりね。

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