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【銭湯巡り】大田区・黒湯の温泉 ゆ〜シティー蒲田/湯上がりの飲み&カラオケが大賑わい!

 羽田空港に程近い街、蒲田。
 特撮ファンや庵野秀明ファンにとっては「シン・ゴジラ」序盤でゴジラ第2形態(いわゆる『蒲田くん』)が大暴れした現場としても印象深いですね。

 そんな蒲田が、実は都内でも屈指の温泉街だと言うと「え?蒲田が!?」と(某内閣総理大臣風に)意外がる人も少なくないかも。東京の臨海部では太古の海水に由来する黒湯の温泉に浸かれる場所が多く、特に大田区内に数多くあります。

 その一つ「黒湯の温泉 ゆ〜シティー蒲田」に行ってみたところ、銭湯だけでなくカラオケも満喫できる、とても楽しい施設でした!

◆フロントにサインがズラリ

 銭湯はビル型で、階段を登った2階に入り口があります。

 階段の途中にある植木や焼き物がかわいいですね。

 入った先のフロントはかなりコンパクトで、受付のすぐ横が男湯・女湯の入り口のれんと、小さな休憩スペース、3Fに続く階段に繋がっています。

 券売機の上に飾られている、銭湯を訪れた方々のサインを眺めつつ、さっそく入ってみましょう。

◆立体感ある独特な浴室&黒湯の魅力

 浴室内は白いタイル張り。ビル型銭湯ながら天井の一部が高く、昔懐かしい宮造り銭湯の雰囲気が漂います。

・ジャグジー

 円形の浴槽が他よりも高い位置にあり、4つのジェットがキラリ。
 湯温はちょうどよく、水深も深め。ジェットを腰や肩に当てて、贅沢な時間を堪能できます。
 ジャグジーの湯が、両脇のバイブラ風呂や座風呂に流れ落ちていて、立体的なデザインをされているのが個性的。

・バイブラ風呂

 泡が細かく、噴出の勢いはそこそこ。体を気持ちよく撫でてくれます。

・座風呂

 2つあり、足裏や腰をマッサージしてくれます。

・電気風呂

 座風呂×2と同じ浴槽に設置。刺激は優しく、初めての方も安心です。

・黒湯露天風呂

 この銭湯のメイン。中温のねっとりした黒湯でリラックスしつつ、網目の向こうの空を見上げてゆったりできます。黒湯に関する説明文も掲示されているので、お湯に浸かりながら黒湯に詳しくもなれます。

・打たせ湯

 これも露天スペースに設置、ボタンを押すと天井の蛇口からお湯が落ちてくるタイプで、両肩を優しく叩いてくれます。

・水風呂

 2〜3人用で、ちょっと冷ため。

・サウナ

 5〜6人用で、室温も穏やか。BGMもなく、心からのんびりと過ごせます。

◆3Fの休憩所がカラオケで大盛り上がり!

 銭湯の湯船から上がり、脱衣所からも出て次は何しようかという時、普通の銭湯だったら「ちょっと休憩所で寛いでから外に出てしまうでしょう。
 しかし、ゆ〜シティー蒲田の場合は3階の「YCKホール」がオススメ!ここは黒湯と同じくらいに、この銭湯の名物と言える人気スポットなのです。

 ここはお座敷の飲食スペースになっていて、一部分は畳敷きになっています。湯上がりにすぐ食券を買ってビールを飲んでもOK。

 ステージとカラオケ設備もあり、次々と熱唱する人たちで、ここ独特のアミューズメント空間が広がっています。常連さんの中には、戦隊ヒーロー物の曲を次々と熱唱する人や富士吉田市から毎週訪れる方もいらっしゃるほど。家族連れやおじいちゃん、おばあちゃんも常連さんの歌を楽しんでいます。

 歌が始まると、知り合いでもないのに皆が自然に合いの手を入れたり、デュエットのオファーが飛び交います。特に、戦隊ヒーローの曲に拍手しているおばあちゃんの姿は印象的でした。

 席と席の間、知らない人同士で自然と話が盛り上がることも多々。完全に銭湯の楽しさとは別の魅力がこの空間には詰まっています。湯上がりの一時をここで楽しんでみるのはいかがでしょうか?

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