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第70回 本屋以外で出会った本の思い出 #ブックブックこんにちは

ブックブックこんにちは!

東京・神楽坂かもめブックスの柳下恭平と札幌・北18条Seesaw Booksの神輝哉、2人の書店店主が好きな本のことについて話すPodcast番組「ブックブックこんにちは」。このnoteは当番組ディレクターの山本リオが裏話をお伝えするマガジンです。

Podcastやってたからこその影響力

今回のオープニングトークは「神さん、声でバレる」の巻。声でわかるってすごいですよね。それだけ聞き込んでいただいているということでもあると思うと、ますます日々の編集作業に気合いが入ります。

みなさん、街中や酒場で「この声は、神さん?」「この声は、そしてもじゃもじゃ頭は、柳下さん?」と思ったら、ぜひ声をかけてみてください!きっと太いマッキーでサインを書いてくれると思います。

マッキーといえば、柳下さんがとある占い師になったエピソードも飛び出しました。本編を聞いて欲しいと思いつつ、こればっかりは収録中のキャプチャを絶対に見て欲しいと思い、がんばって音を立てないように撮りました。音声聞きながら、ぜひお楽しみください✋

神「柳下さん、手相見れるの!?」
柳下「え!!!(驚)」
柳下「神さん、これはいい手相ですよ!」

Podcastやっててよかった、といえば、私も個人的にとても嬉しいことがありました。一時期同じ会社で働いていたある方が、Podcastを聴いてくれているということでおたよりをくださったのです!連絡手段がなくなってしまっていたので、こういった形で再会できるのが本当に嬉しい。

もし「番組で取り上げられるのは恥ずかしいけど聴いてるよ!」という方がいらっしゃったら、感想だけでも是非是非お送りいただきたいです。それを燃料に、また我々もがんばっていけますので!!

お便りはこちらからずっと待ってます。

神さん柳下さんは積読をするのか?

これ、私もずーっと気になっていました。しかしさすがこのお二人、シンプルな積読の話だけではなく、積読の定義にまで遡っていきました。

積読。私も最近は出張ばかりで全然落ち着いて本を読む時間が取れていないので、溜まる一方。だけど、この回を聞いたら、なんだか罪悪感は減りました!

積読ではないけれど、お二人の本棚の様子が垣間見えた前回の配信も、まだお聞きでない方がいらっしゃればぜひ。おすすめです。尋常じゃない情報量ですが、景色が目に浮かぶような回になりました。

今週のテーマ「本屋以外で出会った本の思い出」

柳下チョイス「ソフィ カル ─ 限局性激痛」
神チョイス「事業 プレス・ビブリオマーヌ版」

今回は「本屋以外で出会った本の思い出」ということで、なかなか入手しづらい2冊が並びました。

どんな本なのかは、二人が本編であつ〜く語っていますので、ぜひ本編でお聞きくださいね!

私にとってはどんな本かな?と考えてみたのですが、編集で関わった「ELEMENT GALLERY」というオンラインギャラリーの図録。架空の空間で、実在するアート作品を展示するという取り組みで、進行管理や図録の制作などに携わっていました。

すでに会期は終わってしまったのですが、TECTUREなどにレポートが掲載されています。この、基本的にオンラインでしか体験できない展示会の様子、自分でもサイト上で問題なく表示されているか確認したり、作業を担当して目に焼きつくほど見返していました。


でも、実際に手に取れる本になったとき、その体験が全く違ったのです。もう少しよく見たい、と思った時、パソコン上では顔を近づけるよりもピンチアウトして拡大して見るけれど、図録で見るときには、手に持った本を顔に近づけて、そう、物理的に近づけて大きく見ることができる。

当たり前のようでいて、架空の空間であるということが俄に信じられなくなった瞬間でもありました。久しぶりに「本」という物質の持つ独特な距離感を体験できた気がします。会期終了とともに販売期間も終了してしまっているのですが、もしもどこかで手に取ることがあれば、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。

さてさて、次回はちょびっとだけスペシャルな回になりますよ!お楽しみに!


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