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旅の日記②西安→深圳→香港(中国完結編)

お久しぶりです。もう6月。旅が始まってから2ヶ月半が経ちました!!引き続き、旅の日記を書いていきます!!

note用

4/14
 壮絶な夜行列車。ほんまよく乗ったわ笑 結局寝れたし、なんか向かいの4人で仲良くなってる夢見たし、まじで横のおじちゃんは少し時間潰す相手になってくれたしご飯奢ってくれたし、政治に不満は持っているみたいやけど、なんとか職が見つかりますように。家族のためにもお願いします。
 中国の夜行🚃の1番安い席はカオスやった。横のやつうるさい、電話大声、一生なる車内ラジオ、食堂のお兄ちゃんの憎たらしい笑顔など、地べたで寝てるおじいちゃんもいたし、平気でタバコ吸っているし、もう二度と乗りたくはないが、貴重な経験をしたと思う。

朝5時の西安駅



 5時に降りて、電車もバスも動いていなかったので、2キロ歩いてなんとかホテルへ。
中国やから歩いて良いけど、アフリカとかやったら絶対やめよ。何かあったら絶対勝てない荷物の状況やし、命守らないと。

ゲストハウスの屋上の風景


 11時まで寝て、そこから西安のこと下調べして、北京で出会った夫婦が「西安からは麺がうまい」と言っていた通り、ホテルの近くで麺を食べると量が多く安くてうまい。これは当たり。オレンジ色のジュースは薬品の味したけど。

絶妙なスパイスが良いのよ


 そこから、玄宗帝と楊貴妃のロマンスの地であり、西安事変の地でもある、華清池に行った。120元は高すぎるが、その分上まで登ったろうと思った。蒋介石の家や、昔王族が使っていた温泉など、歴史的な建物がたくさんあり、景勝地みたいな感じでとても良かった。実際に温泉が沸いている所もあり、古代から通づるものを体感することができた。

昔入浴していたとされる場所
楊貴妃の像
湧いてました

頂上までは2時間くらいかかって華清池の近くにある、兵馬俑に行くことはできなかったが、頂上から見る景色は絶景すぎた。あと犬と猫が戯れているのもまた可愛かったし、その二匹を見て、少女2人と自分が笑い合っていたのがとても楽しかったし幸せだった。会話ができなくても感情の共有はできる。

写真撮ってもらった
屋上からの自撮り



下山の途中でコーヒーを飲み、広場では、各々が自由に生きていた。凧揚げをしている人、自転車を漕いでまもない女の子、少しだけ心を癒してくれるシンガー。放し飼いで自由に愛想を振り撒く犬。中国にも平和が広がっていた。ここも好き。平和で、しぬ心配をしないで良い世界。幸せをたくさん感じた一日だった。

下山途中で一休み
市民の憩いの場
友達にもらった日記を書く



夜はホイミン族の街に出向いた。夜の西安は鐘楼がライトアップされ、周りでは、パフォーマンスをしたり物を売っていたり、物乞いもいた。物乞いが支払用のQRコード持っていたのが興味深かった。あれって現金で受け取るのが良いんじゃないかと思ったが。
賑やかな街で、キャッチも多く、物乞いもいる西安は、今まで訪れた中国の地域とは少し様相が異なると感じた。明日も西安の街を歩き回ろう!!

美しい鐘楼
顔よりでかいイカ


4/15
孤独は人との感情の共有によって癒される

 朝起きて相変わらずVPNは不調。麺を食って、チャリで大雁塔へ。これが唐の時代に建てられたのはえぐいんよ。中国は日本と同じく仏教が盛んで、大きな線香を燃やし、祈りを捧げる儀式をみんなやっていたので自分もした。
そこからpagoda (大雁塔の中心)に登った。追加料金がかかるとは思わんかったが、お金を払い、登った。展望台もなくて残念やったが、高さ64mの木造建築の建物を645年に建てれるの!?すごすぎる。玄しょうはインドまで巡礼し、600もの仏教の品物を持って帰ってきて、これを建てる許しを王朝にもらったなんて。すごすぎる。建物のダイナミックさに驚いた。

大雁塔



そこから適当にバスに乗り、新ちゃん3所という所が興味深かったので降りた。そこで路地に入っていくと、軍の関係施設があり、その門の前で母と娘が、父親と思しき人物の遺影を蝋燭と共に地面に置いていた。それを見て、奥に自分は行ったのだが、何もなく帰ってくる時に、その娘がこちらに向かって走ってきた。3mくらいまで走ってくると、自分の方にいきなり近づいてきた。その時に私は、鳥肌が立ったし、一瞬やられるかと思った。本当に怖かった。結局娘は、ただ重心が揺らいだだけだったみたいで、自分に何も危害を与えなかったが、もしあの時、銃を持っていたら、自分は確実に殺されていただろう。とても怖かったし、降りていくと、母親が軍施設に向かって抗議をしていた。それを動画に収める軍関係者。近くの地名は「西影路」
おそらく、父親が殺されたか何らかのトラブルで命を落としたのだろう。新ちょう地域ということもあり、少し、中国の裏の顔を見たような気がした。そこからバスターミナルに行き、バスで南下するのを断念し、とりあえず城壁まで歩くことに。そこでオシャンなカフェを見つけてくつろぎ、ここでスマホの充電が切れた、卓球設備で遊ぶ人々を目にしながら、筋トレして、充電がないままホテルに何とか着いた。あの迷うかもしれないドキドキを味わえたのは良かった。

一休みコーヒー



ルームメイトの中国人にタバコをいただきながら、少し会話をした。中国でもマッチングアプリがあるのか笑
そこからホテルの近くに夜飯を食べにいくと中国人4人組がタバコやお酒、ご飯などでもてなしてくれた。
西安に来てから孤独を感じていたので、嬉しかったし、心が癒された。めっちゃ酔ったし、彼らがしているトランプゲームも言語もわからなかったが、楽しい時間を共有できた。なんか、中国人ってめちゃくちゃ親切で大好きだなと改めて思った。自分も恩を返すために、水と飴を買って最後渡したが、他の人にも見返りを求めない優しさを与えていきたいなと思った。
良い夜。早く寝ます笑

焼きそばがうまいんよ
素晴らしい出会い



4/16
 遅めの登山、旅が始まったような気がする
 前日の飲みもあったせいで、本日は遅め。朝9時に起きて9時半にはホテルを出た。そこから、華山へ向かった。ここの時点でまだルートも理解していない。
とりあえず電車のチケットを買い(携程旅行アプリは手数料取ってたことにここで気づく)ホットミルクと肉まんを食べて、電車へ。西安から華山は120キロメートルもあり、そこを30分で走る電車に1000円で乗らせてくれるとは、なんて中国の公共交通はお財布に優しいんだ。あと電車の中も綺麗すぎるし、静かやし、最高や。ああこれで俺も深圳に行きたかった。と思いつつ、大久保佳代子のラブブララブを聴き、電車は華山に着いた。

車内


そこからキャッチを跳ね除けてバスに。華山に着いたのは12時過ぎ。受付にいくと、頂上まで6時間かかると言われた。往復か片道も聞いておらず、そしてロープーウェイ乗り場は少し離れていたし、楽して上まで行くのも嫌やなーと思い、登山を決意。

はちまき購入していざ登山


鬼のペースで進んだ。3時間くらいで北ロープーウェイ乗り場場では到達した。そこから西峰の頂上まで行った。道中写真を撮りすぎてあまり景色を見てないのはいけない所。やはり自分の目、肌で感じないと意味がないよね。あと、ペース遅くて、おそらく今日泊まる人もいた。あと、物流の人が串が袋から破れていながら、決死の覚悟で急な階段を登っていたのは感動した。

山頂付近の猫はふっくら
地上で買ったパンもふっくら
山リアル


そして西峰へ。自撮り棒を貸せと言われた人に写真撮ってもらったらあんまセンスなくてショック。
そこから壮絶な下山が始まる。ロープウェイに乗っても電車の駅まで死ぬほど遠いことに気づいた俺は、元来た道を帰ることに。4時に下山開始。6時には麓まで帰ってきた。途中、人を抜かしたり、急な階段でこけそうになりながら、何とか無事に下山することができた。この時には雨が降って来ていた。華山駅までのルートを調べると19時12分の電車で18時20分時点の場所から駅まで、44分かかる。あかんやばい。ほんまに走った。
めちゃくちゃ旅してたと思う。笑イレギュラーなことが多かったが何とか帰れた。電車の横のババアは一生話してるし、ゲストハウスの部屋のいびきはうるさすぎるけど、まあ今日も良い日。
昨日と同じ夜ご飯やに行ったら昨日の3人がいた。今日はあんまり話すことがなかったけど、また会えて幸せ。
ああほんまにクタクタ。風呂行こうと思ったけど、もうそんな体力ないわ笑
ちゃんと寝て、明日、深圳に行きましょう!!!

4/17
ジジイえぐ 27時間の 格闘だ(才能なし)

 7時45分に起きて準備をし、8時25分には出発した。KFCで危うくぼられそうになったがセーフ。長距離ロングライドが始まる。

27時間の超ロングライド

 横のジジイがうるさい。いきなり叫び、歌い出す。挙げ句の果てに生足を載せる。唾を車内にはく。こいつはやばい。さすが1番安い席のおそらく、席をとってない。こいつ頭おかしい。きれよかなと思ったが、ワッペンを見ると、中国軍人のワッペンが。怖い怖い。何やこいつ軍人やったらもっと良い席のれや。独り言やエグいし。

車窓の眺めは最高

 まあ乗り出して、2時間くらいは、出費の計算や、今後の予定などを立ててるうちに、時間が過ぎた。後は食堂に行って昼ごはんを食べて、そこから「旅する力」を読み終えた。後がきにある、沢木と女性の会話で、女性が「旅に出る前に出たくなくなってきた」と言ったときに、沢木が「私もでしたよ」って言ったのを読んで、涙が出てきた。なんか本を通して、沢木と感情を共有できてること、そして、旅に出たくなくなることがみんな普通なんだと思ったときに、涙が止まらなかった。沢木は旅に出たら入り混んでていて、まだ自分は完全には入り込んでいないが、ここからもっとのめりこめたら良いな。そのためにはやはり、日本にいる友達と連絡を取り過ぎない方が良いんやろな。沢木はスマホがなかったから、完全に日本とは隔絶して旅を送っていたが、自分はSNSで繋がれるから、これを良いように使えば良いけど、悪い意味だと、いつまで経っても、日本から抜け出せないことになるので、やはりSNSを見る時間はもっと抑えていこうかなと思う。旅する力をこの旅に持参して、再読できて本当によかった。もし、この旅先で、読みたいという人がいればあげても良いし、このまま持ち続けるのも良いが、どうしよう。後祖母からもらった歌の本もなかなかおもしろい。まあそうこうしているうちにやっと22時前まで時計の針を進めることができた。

 これから正直、ずっと食堂にいたい。あのジジイの前で寝るの不快でしかない。マジで唾だけは車内にはくなよ笑
まあ残り、約15時間。何とか耐えたいです。頑張りましょう!

途中の駅で撮った一枚、みんなタバコ休憩する

4/18

昨日の続き。ジジイがなんとどこかで降りてた。そして、斜め右前の女の人がさっきまで座っていたのに、立っている。そして、自分の横の席が空いている。迷わず、私は、彼女に声をかけて席に座ってもらった。そこから、しばらく会話したが、私は寝ようと思っていたので、寝ようとした。しかし全く寝れない。仕方なく目を開けると、彼女も寝ていないのでまた話すことに。そして、彼女が座っていた席は元々先客がいて、その先客が帰ってきたので、彼女は立つことに
そこで私は、彼女と一緒に食堂に行った。食堂で2人でいろいろな話をした。私の旅の道程や、彼女のしていること、行きたい国のことなど。彼女の話していることはまったく分からず、翻訳機を通しての会話だが、彼女はとにかく明るく優しくて、楽しかった。元々座ってた席でおじいちゃんが寝ていたので、自分が立っていたらしい。素晴らしい人と出会えた。あーもっと中国語で話したかったな。もっと中国語がわかったらなー。大学の第二言語で中国語選択をしなかったことを痛烈に後悔した笑選択したスペイン語は全く使っていない。笑
 彼女はご馳走してくれて、私は食堂で寝ることができた。彼女は寝台にアップグレードして、そこで一旦お別れ。翌朝、メッセージが来て、「あなたの好きな曲を共有して」と言われて、一緒にイヤフォンをシェアして、マカロニえんぴつの楽曲や、彼女の好きな「再見」を聞いて、お別れ。ほんまに悲しい。
もっと色々な話が共通言語でできたらな。再見の歌詞が突き刺さった。

「再見」の歌詞 良いね


再見を聞いて、また彼女のことを思い出します。どうか元気で、彼女のキャリアの成功を祈っています。またどこかでお会いしましょう。
中国旅行ラストに素晴らしい出会い。旅の出会いは改めて、素晴らしすぎる。
 その後、大雨の深圳東駅に到着し、何とかホテルに到達した。そしてしばらく休憩してから、また外に出ると雨が止んでいたので、散歩し、適当にバスに乗ると、深圳湾に接近したのでそこで降り、海の前を散歩。青ボールペンをおそらくここで無くしたのがショック。一緒に帰りたかったけど、中国で元気に暮らしていておくれ。

深圳の夕焼け


 海の向こうはおそらく香港。ただならぬ昂りが胸に押し寄せた。明日で、中国本土とはお別れ。なんか想像以上に人が優しく、楽しくて、もう少しいたい気分。ほんまに来てよかった。嫌いなままの中国で人生を終えないでよかったと改めて思う。そこから、充電の心配が出てきたので、バスで帰る。疲れもあり爆睡したり、二階席が急ブレーキで大騒動になったり色々あったし、スマホの充電がホテルに着く前に切れたが、何とかホテルに再到着。
 もっと自分の力で生きないといけないよな。スマホ頼みすぎる。もっと自分の頭で場所を覚えないとと反省。そこから少し休憩して、夜ご飯を食べて帰ってきた。
明日は香港。新しい景色を見にいこう!!

中国本土での最後の晩餐 中国飯最高


4/19
遂に自由の国、香港へ。

朝起きて、ナビ通り、バスを降りた。次は電車に乗り換えるので駅を探す。しかし、駅がまったく見当たらない。歩いても歩いても見つけられず、見つけたのは出国ゲート。そういうことか。電車に乗る前に香港に入るのか。そうして、出国審査と入国審査を終えて、香港へ。暑い、市内交通の電車が外にある!!中国はほぼ地下やったのに!

日本の店のパン高い

そこから、電車に乗って、ホテルへ。どこやねんホテル笑大マンションの中のホテル。まだチェックイン時間ではなかったので、荷物を置いて散歩することに。水が高い!飯が高い!!資本主義経済と共産主義経済の違いを肌で感じた。水は中国の2.5倍の値段がする!!何でやねん!!てかセブンイレブンで水買うのは絶対やめよ。10ドルもするなんてありえへん笑舐めてんかよ。バスの146円でさえ、中国と比較したら高く感じる。やっぱ中国本土って良いところよな。生きやすい国やった。

昼飯を食ってるときに親日家と出会い、色々教えていただいた。そこからまた歩き、スタバに行き、ラテ買ったが高すぎる。トールで800円はありえへん。あとスタバのWi-Fi(30分しか繋いでくれないくそ)SIMカードを購入した。あと地下一階にスタバあるのにトイレ16階はなめちょるやろ笑トイレがとにかく少ない国。トイレットペーパーを流せるのは良いんやけど、もう少し、トイレ作っていただきたい。

香港の街並み
スタバのラテ800円バッドすぎる

そしてホテルにチェックイン。中々手こずった。そこからは、深夜特急の聖地である、廟街へ。とってもとっても夜の街やった。なんか思ってたのと違うかった。沢木が見た廟街と私が見た廟街はちがう景色だろうな。
そっから、海に向かって歩き、また適当にバスに乗って、終着駅から、ここまで歩いて帰ってきた。途中で、少年たちとサッカーしたり、陸上を見たり、飯食ったり、そのときに雨降ったり、色々なことがあったが、何とか一日楽しく過ごせた。ゲストハウスでも2人と仲良くなれたのでよし。明日は香港を前調べして、サッカー見て観光しよう!!

ベビーカステラ
深夜特急の舞台「廟街」
夜の香港
子供たちとサッカー


4/20
念願の海外サッカー観戦日

まずは前調べすると、アバディーンが良さそうだったので向かうことに、案の定最高の景色。海の前に店が並び、向かいには高層ビル群、そして何と、フェリーが出ている。急いでマクドを買って、フェリーに乗り、南Y島へ。南Y島のもこ湾に到達し、そこから、歩いて、逆の湾まで行くことに。初めて、人が少ない香港を見た。やはり、良いね島は。なんか香港って、山と海が隣接して、その間に、街があるという、とても長崎に似てる印象を受けた。
まあそこから、犬3匹に威嚇されたりしながらも対岸の湾まで行き、日本の駄菓子屋や、(ぺぺちが200円は詐欺やて笑)その途中のビーチで海を眺めながら、青島ビールを飲んで気持ちよくなったり、昼飯を食べたりして、3時15分のフェリーでセントラルまで行った。

アバディーン
南Y島の風景
同上


そこから、理文のスタジアムへ。キックオフ1時間前に入ったのに、全く人がおらん笑選手入場の時の演出もないし、てか電光掲示板に、スポンサー紹介や、選手紹介がなかったのが、日本では考えられない光景。
選手発表も、試合始まる3分前とかに、口頭で説明するだけ。ホームの応援団はいるが、アウェー応援はイギリス系の子供だけ笑。しかもその子供たちは一生ホーム側の応援団を煽るという何という風景や。こいつらJリーグ見たら、おったまげるで笑試合はまあまあ面白かった。応援団は途中でやる気なくなるし、子供とホーム応援団で煽り合いするし、やはり白人が多いし、選手がミスしたらみんな失望の声あげるし、香港のサッかー文化を肌で感じることができてよかった。もうちょいレベル高なったら良いのにな笑

いざ香港サッカー観戦
ホームチームが勝利


 大雨が降ってきて、バスに乗って旺角に戻り、スポーツバーで今日のチェルシーやってるか聞いたが、全滅で、この頃股ずれが酷いので、ワセリンを何とか買い、かつやでトンカツを食べて帰宅。洗濯物がまだ乾いてないのはマジでえぐいて。インドネシア人と中国人は全然話聞いてくれず自分の話するからちょっとしんどい笑まあそんなもんか。てか中国人マジで英語話してくれ頼む笑ちょっとくらいわかってくれよー笑まあこんな感じ、。明日はマカオに行きたいな。てかFA杯見よ。チェルシー勝てよ(マンチェスターシティにタコ負けした)

かつやに突撃。美味しかった


4/21
 人生初カジノ、金は土となり木となり花となる

 今日はマカオへ。8時に起き、10時のフェリーに乗ることができた。190ドルと高めではあったが、香港にいてもすることはないので、マカオに突撃。マカオに入ると、電波ない、お金はパカタと混乱。中国本土と、マカオと香港、全部同じ金と電波にしろよと思うが、それは国や経済体制の違いやから仕方ないか笑

 とりあえず美女3人組が乗ったバスに同じく乗り、港を一周してから、えげつなくデカくてゴージャスな建物が見えたので、その近くで降りた。そこはホテルリスボン。大カジノ。

華やかなホテルリスボン

 大雨が降り頻る中、迷わず、カジノへ。100香港ドルで、100コインが一枚もらえる。換金さえも全く分からなかったので、とりあえず、持っていた200香港ドルを換金することに。周りの双六やトランプのカジノを見ていると、最低掛け金が200からになっている。仕方なく、すごろくに200コインかけてみたが、外れた。悔しくてATMに向かい、500香港ドル(約1万円)を下ろし、100コインを5枚もらった。
 そして、入り口の方に向かうと、何と、最低賭け金が100のところがあるではないか。よしここにしよ。そこは双六のカジノで、3個の双六の合計の目を予想するのである。
 出た目の合計が、3〜10の小と11〜18の大どちらかを当てれば賭けた分だけのコインがもらえる。他にも、三個の双六のうち、出る数字の予想や、全部が同じエン予想、合計をちょっきり当てる予想もあり、大か小かを当てるよりかは、合計をぴったし当てると多くのコインがもらえる。
 私は大か小かしか当てれる自信がなかったので、その2分の1の勝負を2時間ほどしていた。
 ゲームマスターの横には、モニターがあり、過去15回くらいの出たサイコロの目の合計を提示しており、それを元に私は予想していた。
 大大大小小小。3つのサイコロの目を予想するだけで、こんなにも楽しいのか。てか一回に最低でも2000円をかけないといけないという、金が動きすぎる。
これは水原一平もたまらんやろ。
 大か小か当てるのは2分の1なので、簡単なように見える。だが、過去のサイコロの出方が、ギャンブラーたちの心を揺さぶる、いわゆる心理戦なのだ。一見2分の1に見えるが、4分の1にも、1分の1にもなりうる、この戦い。何だこの面白さは。
これ書いてる途中に脳汁出てきそう。マジで今マカオにいたらもう一回行ってまう。
最初は負けていたが、だんだん、わかるようになってきた。大が3回連続出ていてる時の、次の予想や、大と小が交互に出ている時の次の予想など、だんだんとコツを掴んできて、やがて、200コインかけても、勝ったり負けたりするようになった。
 時にはこのコイン誰がかけたねんと、2人でトラブルになっていたが、VARが作動し、しっかり防犯カメラで白黒はっきりつけていた。
 私は途中までマジで調子がよかった、一時100コイン11枚。8000円勝ちまで行った。この時に終われば、本日のマカオ香港間の往復フェリーが無料になるところまで行ってウヒャウヒャしてた。
 しかし、そう甘くない。結局最後は破滅の道を歩み1万四千円負けで終了した。

カジノ説明図

 そこから昼飯食って、沢木の大学教師である小太りのおっさんが惚れた聖パウロ天主堂へ。たしかに壮大だった。彼はこのパウロ大聖堂を見て、宣教師の手紙の解読に一生を費やしたらしい。
 私は惚れなかったが、沢木が書いた本の足跡を辿れて良かった。
 そこからはポルトガルの街並みを見て、雨が降ってきたので帰ることに。

パウロ大聖堂


そして帰ってから東南アジアの計画を立てた。
明日もゆっくりしましょ
てか夜飯高すぎた千六百円って。
 中国本土が悲しいよー。あんな安くてうまい国なかったな。
 中国大好き恋しい🥺

4/22
旅にゴールは無い

 朝9時起き、天気悪い。流石に荷物の整理をしようと思い、整えた。ゲストハウスの中国人は相変わらず、英語が分からないのに話してくる。流石の執念。何をどうしたら話せると思うのか。ウィチャットなら翻訳使えるから使ってって言ったら、まさかの危ないから無理と言われた。
 こりゃダメだ。乃木坂工事中とか見ながら過ごした。山下大サーカスには感動した。美月、流石すぎる。もっと追いかけたかったな。早く知りたかったなー。
12時になり1度昼飯に行き、(香港で美味い飯や逆に教えてくれまじで全部50点すぎる)そこから、カフェで4時くらいまで日記や、出費の記録をつけた。そこからホテルに戻り、流石にこのままじゃ今日何もしてないなっと思ったし、なんか日本の映画やってないかなと思ったら、ドンピシャ。「ハイキュー」と「18✖️2青春」が公開されていた。後者を選択。北京語と日本語と中国語と英語の字幕があるなんて興味深い。
 帝京ホテルのそばにある映画館はショッピングモールと隣接型で、どこから入るのか分からず、1階から4階を2周してようやく出入り口を発見。
 旅が本当に詰まっていた。しかもこの映画、ほとんど日本語で、ちゃんと中国語で話すところは英語の字幕がサポートしてくれたので、何とか理解できた。でもヒロインが「頑張る頑張る頑張ろうね」と言ってるところを英語の翻訳でI will never give up, give up, give upと訳していて、そうじゃ無いんだよなーと、翻訳の限界を感じた。やはり、それぞれの言語でしか出せない表現があるんだなと納得。
 映画は本当に泣けたな。めっちゃ涙もろくなってるなー笑
そんなこんなで映画が終わり飯食って目薬買って、空港なう。
少し寝て、盗難には気をつけて、明日から東南アジア!!!

さあいこうぜ、第二シリーズ!!

香港国際空港
本日の宿

中国編終了
ニュースで見る中国は怖くて日本の電車にいる中国人はうるさくて、どこか中国のことを今まで敬遠していた。しかし、実際に行ってみた中国は全く予想とは違う国だった。飯が美味くて公共交通機関が安くて、歴史的な建物がダイナミックで人が優しくて。本当に来てよかったな。ビザの手続きは面倒くさくて手間が掛かったけど、ちゃんと来て自分の目で中国を確かめることができて良かった。中国を嫌いなままで人生を終えないで本当に良かったと思う。

一方で憧れていた香港 
 自分は深夜特急の香港編を読んで旅に出たと言っても過言ではない。沢木の描く香港は美しく、賑やかでいつか必ず香港に行きたいと夢を見させてくれた。そして遂に香港に行くことができた。しかし。。。 
 飯がまずい、ずっと雨、全てが高い。どうしても中国本土と比べてしまい、全てが中国本土に劣っていたと思う。もちろん、他の誰かと行ったら、違っていたのかもしれないが。憧れてた香港では無くて失望した。まあでもこちらも行かないまま憧れで終わるよりかは実際に行ってその場を肌で感じることが大切だよね。

 てなわけで、中国編が終了!!さあ東南アジアへと進みます!
 さあ書くよ!!頑張ります!

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