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【判定日】二人目不妊治療64日目

病院に行き始めて64日が経過

 二人目の不妊治療を開始して64日が経過しました。病院には9回通院しました。こう振り返ると少ない印象も受けますが、単純に割ると7日~8日に1回のペースで病院に行っています。
 さて、凍結胚の移植から10日後、妊娠確認のため病院に行きました。凍結胚は受精して5日目の物を戻していますので、上手く育っていれば妊娠15日目という計算になるんでしょうか…
第一子の時は3回移植を経験しましたので、期待しないように毎日言い聞かせていました。でも、毎日飲み薬と、貼る薬と、入れる薬とと作業があるので、どうしても思い出しますし、気になります。
夫は、気を使っているのかよく分かっていないのか、風邪を引いて余裕がないのか、ぜ~んぜん話題にもなりませんでした。妊娠してるかな?とかすらありません。

ちなみに、皆さんやるであろう病院行く前のフライング妊娠検査薬もやってみました。もう気になって気になってしょうがない。
どうせ病院で血液検査やるし、検査薬買うのもったいなくない?と頭では分かっていましたが、買っちゃいました。

自分でやった妊娠検査薬の結果

第一子がお昼寝をした瞬間に、ダッシュでトイレに行きまして、いそいそと検査をやってみました。尿をかけて1分待てばいいそうで…
しっかり待ちました。穴が空くほど検査薬を見つめました。妊娠していると、尿の中にhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)という物質がでるので、それを検出し、線が出てくるはずなのですが…う~ん…出ているような…真っ白なような…いや、これ白いな…

ということで、全然よく分からない結果になりました。ちょっと線が出ている気もするし、妊娠した過ぎてそう見えているだけな気もする謎の感じになりました。フライングなんてするもんじゃないですね…
でも、体はずっとだるいし、腹痛もあるし、眠りは浅いし、胃がムカムカして、下痢も続くのでもしかして!?と思ってたんだけどなぁ…

病院で血液検査

 夫に子供を預けて病院に行きました。到着してすぐ血液検査です。不妊治療しているとよく血を抜かれますね。
今日はいつも観てくださっている主治医がおらず、別の方が結果を伝えてくれることになっていました。
スタッフさんに呼ばれて、診察室に入ると、まだ先生がいませんでした。しばらくぼーっと座っていると、ささーっと若い男の先生がやってきて挨拶もそこそこに椅子に座ってPCにカタカタ何かを打ちながら「今日は妊娠判定日ということですが、ようせいということで、引き続きお薬についてですが…」

(ん?ようせい?ようせいって言った?)

「ということで、飲み薬は飲みきりで、貼り薬と膣剤ですね、追加で出しておきます。これは来週のエコーで胎嚢を確認しますので」

(胎嚢!!!!!あ、陽性か!!!)

妊娠してました。先生の流れるような伝え方に全く理解が追いつかずに恥ずかしかったです。アホみたいに「妊娠してました。おめでとうございます」と言って頂けるものだと思いこんでいたので、ようせい=陽性になりませんでした。

先は長い

ひとまず、血液検査で妊娠判定がでました。よかった。よく1回目で出たな、というのが正直な感想です。が、まだ安心できません。というか、生まれるまで何にも安心できません。
次は、胎嚢といって赤ちゃんのお部屋が出来ているのかの確認が必要になります。これはエコーで確認します。その後、6週目ぐらいで心拍の確認です。この心拍確認ができれば、正常妊娠までこぎつけます。
しかしその後、胎児心拍確認後に流産となるのは約5%、妊娠12週以降22週未満の後期流産は全妊娠の1.5%程度です。私の一挙一動が、流産に繋がってしまうのではないかという精神的なプレッシャーが24時間10ヶ月休みなしで続きます。

第一子の時は、悪阻で食事が出来ず、毎日5回10回と嘔吐を繰り返し、痩せすぎて入院もしました。奥歯が溶けるかと思った。通勤中に駅でぶっ倒れたりもしました。妊婦さんに席を譲ってくれるのは、大概、同じ世代か親世代の女性でした。ホルモンの影響で睡眠がとれません。膨れるお腹で腰痛にはなるわ、お腹の子供に内側からアバラを蹴られすぎて更に吐くわ、出先でバランスを崩して足首捻挫するわで散々でした。心身ともに最高潮にボロボロの状態で、36時間の出産も経験しました。500ml以上出血しましたが、それぐらいは普通らしいです。出産保険にも入らされます(それでも、出産費用は保険適用じゃないという衝撃)冗談抜きで死んでしまうと思いました。もう全部が、本当に全部が奇跡のようにクリアしてようやっと子供に会えます。

エコー検査を待つ

 辛かった妊娠中の思い出が走馬灯のように頭をめぐり愚痴が多くなりましたが、ひとまず次の通院で胎嚢の確認です。妊娠したかったはずなのに、またあの茨の道を歩むのかと気が重くなるのも事実ですが、まぁてきとーに何とかやるしかありません。

今回、自分の体調も不安ですが、第一子がいます。お世話しないと本当に死んでしまうか弱い生き物です。お母さんが何とかしなくてはいけません。あと、一応30代まで積み上げてきた私のキャリはもう一旦諦めないとなぁという心境です。
これでも部署内で売上成績一位だったんですが、第一子の保育園8箇所全滅で会社に戻れず。本来はせめて1年は会社で働いてから第二子の妊娠と思っていましたが、いつ保育園に受かるのか誰にもわかりません。1年後に確実に入れる保証もないし、30代半ばを過ぎ、歳を重ねて妊娠できる保証もありません。ただでさえ妊娠しにくい体です。第二子を諦めたほうが、経済的にも自分のキャリア的にも正解な気はしていました。物価高だし、給料は上がらないし、社会保険料の類はあがるだろうし。

エコー検査をする前に、こんなにたくさん考えてたらストレスで、お腹によくなさそうですね。
まぁでも、誰のものでもない私の人生ですし、一回しかないし。スマートに進まなくても、子供が欲しかったので何とかなるさ!と思って生きていきます。
次回、胎嚢確認までお付き合いいただければと思います。


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