ラフマニノフ自作自演〜ピアノ協奏曲全集

自分は純粋なクラシックを聴いたことがなかった、マイルスデイヴィスやビルエヴァンスの本を読むとよく現れてくるのが「ラフマニノフ」という名前だ。

膨大なクラシック作品の中からどれから聴いて良いべきか全く分からないので(もちろんバッハやベートーヴェンは知ってますが)とりあえず人脈で聴いていくことにする。

ラフマニノフという人がどういう生まれでいつ亡くなったとかを細かく書くと切りがないが、ロシア出身でかなり裕福な家柄の出身だったみたいだ、確かにこの時代に音楽の教育を受けられるのは、相当金持ちの家系だろう、モスクワ音楽院を主席で卒業…ようは天才だったわけだ、Wikipediaを読むといかに彼が天才かということが色々書いてある。

で作品だが、音源がかなり昔なので「プツプツ」ノイズが入るのが気になる、録音が1929年〜1940年代とかそのあたりみたいだ、音全体に靄がかかっているような感じで若干聴き取りづらいが。

「ピアノ協奏曲第2番ハ短調」というのはラフマニノフの中で最も人気のある曲らしい。

自分はピアノは弾かないが実際聴いてみるとかなり高難易度な演奏だということがわかる、もちろんスローな曲もあるが、クラシックピアノを本格的にやり、プロになる人は必ずラフマニノフの曲を演奏しなければならないのだろうか?もし彼の曲を人前で完璧に披露するとなると練習量は凄まじいことに容易に想像がつく。

3つのパートに分かれおり、計31分弾き続けることになる…これは相当集中力が必要だと思う。

協奏曲ということで、主役であるラフマニノフのピアノを盛り上げる管弦楽団が存在する、曲の終わりの方に曲を思いっきり盛り上げてくれ、この曲は終わるのだが、この楽団は「フィラデルフィア管弦楽団」、そして指揮者はレオポルドストコフスキーという人らしい。

そしてこの自演集にはパガニーニの曲も収められている。

パガニーニというと超絶技巧のヴァイオリニストと聞いたことがある、そう言えばイングヴェイマルムスティーンに影響を与えたというのは知っている、あまりにも凄いテクニックで「彼は超絶技巧を手に入れる為に悪魔に魂を売った」と言われた程だった、私生活や生き方も奔放でかなり強烈なキャラクターだったことが分かる。

そして「パガニーニの主題による狂詩曲」を聴くと聴いたことのあるメロディが存在した、「そういえばイングヴェイこんなの弾いてたな」とか思ったりしたが、細かく32の曲に分かれているが、合計22分、管弦楽団も指揮者も「ピアノ協奏曲第二番」と同じ。

曲名に「狂」とつくところがパガニーニらしい。

それにしても音楽そのものは良いのだが、昔の音源なので音質が悪い(笑)、あまり細かいところまで聞き取れなかったが。

もちろん最近の演奏者が弾いた音質が良い盤もあるだろうが、やはり本人が弾いたものを聴きたいというのがあった。

クラシックについての本を読むとかなりマニアックな世界が広がっていることが分かる、しかしその「マニアックな世界」に何となく興味が湧いてしまう。

これからクラシックもとりあえず聴いていくことにする。

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