Noel Gallagher’s high flying birds「council skies」

前作の「who built the moon」からなんと6年半ぶりのオリジナルアルバムとなった。

実は前作の「who built the moon」は自分はあまり聴いていない。サウンドが機械的でダンスミュージック的な感じだったからだ、ダンスミュージックは別にいいのだが、ノエルギャラガーにそれを求めてはいないが、しかしたまにはああいう作風もいいかもしれない。

今回一聴した感じだが簡単に言うと

「いつもの通りのノエル」

期待通りと言えば期待通りだが、過去にノエルが書いてきたようなキラーチューンはないような…しかし何度か聴けば良くなる感はある。あえてキラーチューンを挙げれば「trying to find a world that’s been and gone」と「easy now」だろうか?

この二曲はアレンジにオーケストラを使用し、ノエルの特徴である壮大なバラード曲だ。1stでは「if I had a gun」2stでは「the dying of the light」など一定水準以上の曲は必ず存在する。

「Council skies」とは公営住宅の空という意味らしい、ノエルギャラガーは労働者階級の出身だが、このタイトルからするとかなり「原点回帰」な感じもする、ノエルギャラガーの次に目指す所はどこだろう?

やりたいことはオアシス時代にやり尽くした感がある、歴史的コンサートを行い歴史的名盤を作り出したからだ。

ノエルはこのアルバムを引っ提げて12月に来日する、行ってみようかどうか迷うが…何せ自分が曲を書くきっかけを与えてくれた人であり、ビートルズの凄さも教えてくれた人だからだ。

しかし不可能とはわかっていても自分はノエルのソロアルバムでも「モーニンググローリー」のようなアルバムを期待してしまう。

今だにイギリスのロック史上あれを超えるアルバムは存在しないし、(ビートルズ以外の)オアシスのようなインパクトを持ったバンドが存在する気配はない。

コールドプレイやアークティックモンキーズがそうだとはとても思えない。
 
…自分的にですが。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?